|
ちゃっぴ〜さん、早速のお返事ありがとうございます。
バキの拳法は<象意拳>ですか!どうやら架空の拳法の名前みたいですが、
笑っていいのか、怒っていいのか判断に
苦しみますね。たしかあの漫画の中には少林拳の達人が出ていたはずですが、
彼はバキが中国拳法に取り組んでいることをどう見ているかは、大いに興味が
ありますね。<拳児>を抵抗なく読めるなら、今度何かの機会に<男組>も
試しに読んでみたらどうですか?この作品は、バキや拳児と違って
思い入れの強いストーリー展開や、登場人物のやや過剰な演技が鼻につく
人も居ると思いますが、ハマる人はトコトンハマった挙句に、中国の古典的な
英雄文学、例えば三国志や水滸伝への入り口の役目を果たしてくれると思います。
日本のボクシング界の体質のせいで、世界チャンピオンになった日本人でさえ、
金銭的に大変なんだというちゃっぴ〜さんの話を読んで、沢木耕太郎の
<一瞬の夏>という、一人のボクサーが世界タイトルに挑戦する
ノンフィクション本の傑作を
思い出しました。この本の中で沢木は<ボクシングというのは、
チャンピオン以外の全てのプロが餓えなくてはいけないスポーツなのだ...>
みたいな事が書かれていましたね。タイソンを倒してヘビー級チャンピオンに
なったイベンダー=ホリフィールドも、前田明さんも、金銭的な意味で
自己防衛して、ハイエナの様にチャンピオンに群がる寄生虫人間への対策を
ガッチリ固める事を心がけていたそうだと、どこかで読みました。
けれども格闘技をプロとしてやっている人達は、自分達が野球選手なんかより
はるかに強く<見る人に夢を売る仕事>をしているのだと、いつも忘れないで
欲しいです。あの内藤大助さんまでが金にうるさいという評判を取っているとは
残念な話ですが、それが内藤さんなりの、自分の金をもぎ取っていく
ハイエナ野郎対策なのか、それとも単純に稼げる内に稼いでおこうと
しているのか、そこら辺の事情がもっと詳しく解ると良いのですが、
それはもう、一ボクシングファンにはうかがい知れない
領域なのでしょうね...?
|
|