|
大人の発達障害を的確にサポートする!(星野仁彦著)
発達障害は脳の障害で、一般的には治らないものとされていると思いますが著者は「治る」と言います。
この事は発達障害をどの範囲で捉えるかにもよると思うのですが、著者はかなり広い範囲で発達障害を捉えているようです。
一般の新聞にもこのような記事が乗ります。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0404C_V01C12A2000000/
「発達障害の可能性がある児童生徒の割合は・・・。学年が上がるにつれて減り、小1は9.8%だったが、中3は3.2%だった。」
これ結果をみると、約6%の子供は、中3になるまでに「治った」ともいえます。
私自身は「治る」という表現には違和感を感じますが、「治る」人もいるのだろうと思います。
それと言うのも、発達障害はそもそも診断が難しいと言います。
診断が難しい理由は、生まれながらのものなのか、育ちによるものなのか見分けにくいことによります。
今、発達障害と疑われている子供の中には、育ちによるものも多くあるのではないかと思います。
「育ちによるもの」もひっくるめて、発達障害というのであれば、「治る」事もかなりあると思うのです。
|
|