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ドアノブが石臼になっているドアを開ける夢を見た。
どこへつながるドアかは知らないけど、石臼は回ることは回るんだ。
何年前だろう。仕事場で高まった空気。
形式上は、私が仕事を舐めてかかっていて、皆が迷惑していて、社会人として最低だから、心を改めるように皆で指導して助けていたんだよ、皆、私が悪者だって言葉にして言わないけれど、建前としてそういう空気で決定するから、社会人として動きは合わせてね、らしい動きを取ってね、と、総合するとそういう決定事項を受けさせられる役割を望まれたことがある、ような気がしている。
私にそんな複雑な数学みたいなこと、解るわけないだろう!^^メ
なんとなく察しが付くことは、おそらく、飲みの席でお酒飲みの過半数が、当時、酔えないか、悪酔いしたらしいこと。
それも確証を取って無い。
ああ取りたい。取れるものなら。
私に石橋を殴るなと望んだってそれは無理。私の眼は、バッタもんと本物の石橋の区別はつかない。
私が悪者で決定なら決定で、飲んでいてもいなくても決定なんですよね?
私は、一般の人相手なので、口頭で、遠まわしに、相手を立てながら、証言を引き出し続けた。
中にはご親切に私を別件で立ててくれる人格者もいらっしゃった。
そんなんで私が目の前の“過失”から目を逸らして忘れるわけがない。
“過失”がそこにある。ことになっている、らしい。
まわりもそれがあることを前提に日々の言動を決めている。
ならそこに存在しているものを無視するわけにはいかないじゃないか。
なぜ私が無視する理由があるのか。
お金をもらう場で、私がなぜあえて不誠実にならなければならないのだ。
正しいほうの正当性を掲げなさい!
一度掲げたものは、職人としての根拠をあげられなければ撤回する理由がないでしょう!
職人としてのそのプライドが正当なものなら、ぐずぐずしてないで場を乱す私を魔女裁判に掛けなさい。
結論は出なかった。気持悪くぐずぐずになった。
私の嫌いな流れだ。
私の理解力の中で白黒つかないので、そういうたぐいの記憶ボックスにしまわれていた。
最近になって、つながる事例に気づいた。
『神からのお告げなんて無かったって言えば、処刑されないから。ちょっと頭おかしかったことにすれば、処刑は無しにするって、裏取引したんだよ。裁判の場で言っちゃえばそれで終わりなんだから言っちゃいなって!』
ジャンヌダルクは、たしかフランスのために、一定期間、軍隊を率いて勝って、神様が押せ押せしてくれた戦いは勝ったけど、黙っちゃった戦いでは負け始めた。
「もうやめる」と戦争をやめようとしたら、国から「やめちゃだめ。頑張って」とあげられて煽られて、戦場に出て、捕まって、国は知らんぷりして見捨てた。協力者みたいな人間は裏取引して、そういう話を持ちかけたんじゃなかったんだろうか。
そういう共通点に気付く自分の頭が、少々気持悪い。
試される人間関係の構図、なんて難し過ぎて解らない。
裏取引じゃなくて、書面があり内容が明記された『契約』じゃないと、ほんとは私には理解できない。
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