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▼たーちゃんさん:
初めまして。
40代後半・男性、キリンの首といいます。
趣味としての精神医学研究ということですが、
自分を知るためとか、自己探求のための精神医学という含みだろう、
と解させて頂きます。
私は20代の頃から、特に精神分裂病に関心を持っていました。
木村敏とかR.D.レインとかその他チラホラと読んでいました。
自分に精神病は当てはまるのではないかと思いつめていたからです。
人格障害ということで言えば、
たーちゃんさんは、ボーダーラインに関心がありそうですが、
私は、シゾイド人格障害の可能性は、今尚、自分に疑っています。
「DSM−IV−TR 精神疾患の診断・統計マニュアル」(医学書院)に拠れば、
「シゾイドパーソナリティ障害をもつ人を、自閉性障害の軽症型やアスペルガー障害をもつ人と区別するのは非常に困難である。」
と鑑別診断に付言されている程、シゾイド人格障害の診断特徴は、自閉症スペクトラムによく似ています。
発達障害とボーダーライン、ボーダーラインと統合失調症、統合失調症とアスペルガー障害等々、紛らわしい症状は様々ありますが、
先ず精神科の医師は、先天的な脳器質の問題から、患者の症状について検討することを基本にして貰いたいものだと常々、思っています。
今、私は自分で自分を精神医学的に自己探求すると、
特定不能の広汎性発達障害(軽症)というあたりかなと思っています。
その上に、二次障害として不安障害が乗っかっているという
二階建ての精神障害状態というように理解しています。
このような自己理解の図式が得られたのも、
「趣味としての精神医学」の賜物かもしれません。
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