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ニュージーランド・クライストチャーチ市が大地震にみまわれて、はや一週間が経過してしまいました…
この町の名の中学校の英語の教科書にも出ていて、レトロなイギリス風の町並み・美しい公園がいっぱいあり、バラの愛好家が多いということを、NHKの紀行番組『世界ふれあい街歩き』で見て、“海外で行ってみたいところ”の指折りに入れていたのですが、町のシンボルである大聖堂の塔を含めて多数の建物が破壊されて、さらには日本人28名を含めて200人以上が安否不明ということで、僕自身すごくショックでした…
邦人の不明者の中には、志の高い看護師さん・教育者の方、まだ19歳の若者の方がおられて、ご家族・ご友人の方は、僕たちには瞬きする間だったこの一週間が、
1年くらいの長く厳しい時間に感じたのだと思えてなりません。
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ニュースで見た地震の被害状況で、“日本も人事ではない!対策を急がなくては!”と感じたことが一つあります。
それは…地面から砂が混じった水が吹き上がったり・道路が陥没かつ冠水したり・建物やライフラインが著しく揺さぶられて壊れる、地盤の『液状化現象』です!
http://www.niceliving.net/jiban/jiban/jiban23.html
液状化現象は、地下の地層中に含まれている地下水が、地震の揺れが起きたとき、比重が周りの土砂よりも軽いため、本来の物理的な安定の状態へ戻るために上へ逃げようとして、それよりも上の地盤を破壊してしまう現象です。
日本の都市が築かれている場所は、対外周りよりも低い平野・盆地であることが多く、大地震のたびに液状化現象の被害を繰り返し受けています。
でも…そのたびに、被害の記憶が忘れ去られて、無茶な宅地開発がごちゃっとやられてしまって、老朽化した家があまたある状態になってます。
家が高台にある人は心配ないですけど、低いところにあるという方は、“地震といえば…”というキーワードの中に、必ず『液状化現象』ということを考慮するようにしてください!
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