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イヤ〜もかかさん、サモエドの事をご存知でいて下さり、
ありがとうございます、押忍!
(失礼、自分はナンチャッテ体育会系でして...)
ラブラドールや牧羊犬についての記述を読んでいて思い出したのですが、
わたしが仕事でイギリスにいたときの下宿の大家さんの家に
イングリッシュセッターが居て、その犬はいつも口の中に
<マイ小石>をくわえておいて来客が来るのを待ち構え、
誰か訪ねて来るとその人の足元にその小石をポトリと落としては
セッターの必殺技<悲しげな眼差し>で人間を見上げ、
小石を投げてくれるまでじっと見続け、相手が情に負けて
投げてやるが早いかダッシュで拾ってきては人間の足元に落として
みせるのです。当然の事ながら、いかにも猟犬らしい見事な芸を
見せられた人間の側は大げさ過ぎる位にそのセッターを褒めてやり、
犬の側は人間に充分に褒められてめでたしめでたし。というのが
何時ものパターンでした。又、休暇でスコットランドを訪れた際に
ボーダーコリーがヒツジを集めて一箇所に留めていたのを
自分の目で見た時は心底感動して<凄い!なんて賢い犬なんだ!>
と羊飼いのご主人に声をかけると「あれがあの犬の仕事だよ」
と、事も無げに答える様子にはイギリス人特有の、
わざとひかえめに話をする事にカッコ良さを見出すスタイルの
気配が濃厚でしたね。ワイマラナーについては今まで
<マッチョな犬が居るな...>程度にしか思っていなかったのですが、
改めて犬の図鑑を見ると、筋肉質ながらも結構引き締まっていて
格闘技で言えばK-1の魔娑斗選手みたいですね。確かにああいう犬が
自分だけに懐いてくれたら、さぞやかわいいでしょう。
しかしもかかさんは農学関係が専門との事だけあって
良く見ておられますね。犬だけに限らず、四足の動物が全力疾走する時の、
体幹部の筋肉を充分にたわめて蓄えたエネルギーを骨盤から足の先へ
伝えて地面を力強く蹴って走る様子は、素人アスリートの私のような
者が見ても惚れ惚れします。最近のスポーツ界の流行の一つの、
体格で負ける日本人選手が世界の桧舞台で勝つ為のトレーニング方法として、
日本古来の伝統武術で行われる、自分の解剖学的なポテンシャルを
全て活用して身体を作動させる事が出来るようになる為の基礎的な
稽古方法を取り入れる人たちがしばしば話題になりますが、
犬はその道の権威とよばれる有名な武術の先生の助けなど
一切必要とせずに、生まれた時から効率的に身体を動かしていますよね。
この面から見ると人間は犬にさえ劣っているといっても間違い
ではないでしょう。
走る犬の話ですが、わたしの愛犬だったサモエドの三四郎が
まだ小犬の頃、私の呼び声に答えて坂を転がるように駆け下りて、
歩幅を稼ぐために小さな背中を目いっぱい使いながら、あのフワフワの
脱脂綿のかたまりみたいな身体が私目指して一直線に走り続け、
それでも子犬なので、もどかしい位に中々私の所まで
たどり着けず、ひたすら走り続け、やっと私の足元まで来たかと
思うと、そのまま全然休まずにわたしのひざにピョンピョン
跳びついてきたあの日の事は、永遠に私の胸の中から
薄れることは無いでしょう。あれこそがわたしが今まで一度も
人間から味わったことの無い<完全に無償のまじりっけ無しの愛>
の姿だと思います。
さてサモエドの画像その他についてですが、もしも今でも
<白熊の部屋>とかいうサモ親たちの
(サモエドオーナーの事をhp.内部でこう呼んでいました)
hp.がまだ続いていればあなたのサモエド愛を
否が応でも刺激する画像がふんだんにみられることでしょう。
確かに日本ではサモエドが流行ったという話は聞いた事が無いですね。 私があの犬を拾って来た時も、この犬はスピッツとシェパードの
混血なのかな?とか話していたものです。サモエドについての
書き込みをするようになってから、試しにペットショップで
サモエドの子犬の相場について尋ねたら、この頃は愛玩犬中心に
売れるので業者に問い合わせないと解らない、とのことでした。
以前にテレビでムツゴロー王国のスペシャル番組が定期的に
あった時代には、あの番組の中で時々サモエドが映っていましたが、
今はまったくと言って良い程メディアにサモエドが取り上げられる
機会は目にしません。一度だけ、どこかの愛犬雑誌で京都の近くに
居るサモエド専門のブリーダーが記事になったのを見ましたが、
大型犬が売れなくなった今も続いているかどうか、
望み薄ですね。
最後に、犬の毛を集めて送ったらセーターに編んでくれる
編み物の専門家が北海道に居ると、やはり愛犬雑誌で見たことが
ありますが、家のサモエドの毛で作ったセーター欲しかったですね。
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