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▼ＨＳよりさん：
>私の今までの経験でアスペ傾向の人と高機能の人との相違点を感じたことがあります。前に勤めていた会社に高機能らしい人がいました。校正の仕事だったのですが、その人は校正のスピードが普通の人の３倍でコンピュータにもよく習熟しすごく器用でした。しかし人間関係をつくるのがダメで、嫌味や人の気持ちを逆撫でするようなことばかり言って、いつも一人ぼっちでした。またどうでもいいことに病的なまですごくこだわりがある人でした。アスペ系の私は彼女と逆で校正のスピードは速くなく、無器用さに苦しみました。アスペは動作性ＩＱが低く、言語性ＩＱが高いという傾向があり、高機能はその逆らしく、同じ自閉症スペクトラムでもある点で得意不得意が正反対に出るのでは、と感じています。特に人間関係やコミュニケーションがまったくダメでもすごく器用という人はアスペでなく高機能ではないかと感じます。このサイトを利用している方にもそういう人はいませんか。一緒に仕事をしていて、ある点では似ていて、しかもあいいれないものを感じた人だったので。
はじめまして、ジョンと申します。
アスペルガーと診断された、５２歳、会社員です。
やや、細かい話になって恐縮ですが、高機能自閉症と
いうのは、定義によっては、アスペルガー症候群を含む
場合もありますし、含まない場合もあります。
文章中で、「高機能」という言葉を、能力の高いという
概念で使われておられるようですが、もともとは、
知的発達に遅れがないという意味で付けられた概念であり、
IQ＞７０を指します。このIQが７０という数字は、通常の
学習過程をこなすことが難しいと言われています。
（内山先生、「高機能自閉症 アスペルガー症候群入門」）
やはり、医学的には高機能自閉症は古典的自閉症の概念のうち
高機能（IQ>７０）を指すので、アスペルガー症候群とは
区別されますが、昨今の臨床の事情から、内山先生も
アスペルガー症候群も含むという概念をお持ちのようです。
さて、診断の話は専門家にお任せすることにして、
高機能自閉症がアスペルガー症候群を含むと考えた時、
自閉症スペクトラムというとらえ方をすると、アスペルガー症候群は
自閉症スペクトラムのどこかに位置し、区別できないことに
なります。すると、HSさんのおっしゃりたいことを私なりに
整理すると、高機能自閉症（アスペルガー症候群を含む）の中には、
いろいろな方がおられ、１００人自閉症スペクトラムの方が
いれば、１００種類の症状があると解釈しました。
本当にそうだと思います。みんな、スペクトラムの
どこかにいるのではないでしょうか。付け加えれば、何か不得意な
ことがあっても、その人は何か得意なことがあるのだと思っています。
すべて不得意という人を探すことの方が難しいと思っています。
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- 06/9/30(土) 23:51 -
