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以前、発達障害をもつ方々の就労について何度か書き込みさせていただいた京都府亀岡市のベーカリーレストラン「インテレサンテすみれや」店長の三船と申します。ご連絡下さった方々、なかなか御返事できなくて誠に申し訳ありません。ご心配をおかけしています。今回、現状報告させていただきます。
インテレサンテすみれやは、発達障害をもつ方々の社会適応訓練協力所として彼らやその他障害を持つ方々と共に1年半ほど頑張ってきましたが、このたび経営困難に陥りました。こういった発達障害者の就労問題を真正面から取り組む企業が京都にはなく、全国的にも少ないと確信し、京都府本庁にある責任部署に来年度から全国20箇所で行われる発達障害者就労のモデルケースとして取り上げていただくことを要請しました。彼らには一年ほど前から当店の現状を伝えてきました。以前には、発達障害者の就労問題についての学習会の講師を要請しましたが、「それが出来る人は確保できない」と断られました。「発達障害者の就労支援体制のあり方について助言や事例研究にするためにうちの店の現状を是非見に来てください」と要請したこともあります。先日は、常識ある方の助言に基づいて破産の段取りを進めている時に、我が家の障害者の構成では破産は再生への道ではなく事件性も含む破滅への道だと実感し、「予想される事件を防ぐために発達障害者支援法に基づいて家族を助けてください」と懇願し、命乞いまでしました。しかし結局、彼らは一度も私たちの店に訪れることなく、「京都府の場合、発達障害者支援センターの設置を先に行うため平成19年度はモデルとして申請しない。破産を勧めます」と決定を下しました。その決定の前日、モデルの申請先である厚生労働省に直接確認したところ、「支援センター作りとモデル作りは一体として進める形があってもよい」と聞き、京都府の責任部署に事前に伝えていました。私たちはよい決定が出されることを信じていました。取引の業者の方も話が決まれば財政的な支援を約束して下さっていました。私たちは彼らを絶対に許しません。モデルケースとして選ばれなかったからではありません。現場の声をまともに取り上げなかったからです（※誤解がないように記述しておきますが、京都府南丹保健所の方々には、数え切れないほど助けていただき、心底感謝しています）。このように実践を重視しない人たちが主導で作る発達障害者支援センターにも拭い難い不信を抱いています。
結果、経営困難は改善されなかったため、出来る範囲の資金でしばらくの間は材料を仕入れることで乗り切ることを決心しました。現在、当店は商売としての体をなしていない状態だとは自覚しております。しかし、なんとか立て直し、できる限り続けていくことで、発達障害をもつ方と共に就労自立を目指していくつもりです。
以上の旨を書いたお詫び文を現在当店のお客様に配り、謝罪して回っている最中です。
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