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マイルスさんは「アスペルガー症候群」というものを
精神障害か何かと誤解していらっしゃる様にお見受けします。
脳の「認知」に関する脳力が一部劣っている、
「高汎性発達障害」と呼ばれる脳の障害の一種です。
高汎性発達障害の中に「学習障害」という障害があり、この障害を持つ方の中には、
文字をどんなに教えても「文字を認知することができない」障害の方がいます。
（トム・クルーズやウーピー・ゴールドバークがこの障害を持っている事で有名）
大学レベルの数学を暗算で解けるのに「数字が読めない」人もいます。
それと同じ様に「心」に関する認知が劣っていて、
他人の心の存在を認知できない、雰囲気を認識する事もできない。
または感情が欠落している。そんな人達が「自閉症」と呼ばれます。
その「自閉症」の中で知能指数は高く、言葉の遅れがないものが
アスペルガー症候群とよばれる障害なのです。
私は、社会的に適応しており、職についていて、
さらに性格は陽気でポジティブ、趣味に燃えており、
その道で雑誌やテレビの取材を受けた事もあるほどで、
休日となれば、山や海を子供の様に、
駆けずりまわり、ころげまわり、はしゃぎまわっています。
喜べます。嬉しくてニコニコします。面白ければケラケラ笑います。
お茶目な彼氏とふざけまわってキャッキャとはしゃいでいます。
しかし「楽しい」がなんの事か解らないのです。
パーティー等で、何故みんながニコニコしてるのか解らないどころか、
みんながニコニコしている事に気が付いてもいませんでした。
仲良くなった人は「楽しそうじゃないんだもん」と怒りだします。
そんな事言われてもなんの事か解らないのです。
アスペはコミニケーションが苦手なのではありません。
コミニケーションに必要な「心」がすっぽり欠けていて、
コミニケーションにならないのがアスペです。
感情や心が欠落していて、他人の心の存在を知らないから、
他人の気持ちに配慮する事に思い到る事ができないので、
他人と摩擦が起きるのです。
私は心を開くがなんの事か解りません。
母と、学生時代付き合った人、仲良くなった人からは、
「なんで心を開いてくれないの！」と悲痛そうに嘆かれていました。
私には何の事かさっぱり解らず不安を煽られオロオロするばかり。
マイルスさんはアスペは医者の金もうけの手段と言いましたね。
アスペそのものは病気では無いので、治療はいりません。
アスペでは保健点数も付けられません。（厚生省も認可してないです）
私達が医療機関を必要としているのは、
一つは「強迫性のこだわりや二次障害の緩和」
もう一つが「普通」の物の見方を「私達に理解できる様に教えてもらえる」
私達はそのままでは認識できない事でも、
知的には普通水準なので「教え方によっては理屈くらいは飲み込める」事も。
解らない事を知識で補っていこうということで学ぶのが「対処法」です。
私は「対人関係」がまったくのみ込めず、その為に仕事にならず、
一時期「心気症」になってしまい、
２週間に一回病院と薬とカウンセリングのお世話になっていましたが、
半年後「自閉症スペクトラム障害（つまりアスペ）」と診断され、
通院と薬は止めて、月に１回のカウンセリングで対処法を見つけていく事となり、
今ではカウンセリングも通う必要がなくなり、
この世を自力で渡っていける様になりました。
まぁ彼氏さんが支えてくれているからなのですが。
ちなみに私も一見はごく普通だと思うよ。
若い頃は結構男に言い寄られてたし。
でも私に知的障害があるって見抜いていた人も２人いるんだよなぁ。
（小学校４年の担任と今の彼氏）
ちなみにアスペルガー症候群の有名人は、他にビル・ゲイツ氏なんかも。
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