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わたしのこの書き込みにはかなり込み入った解説が必要なようです。
今わたしが在住している地域は、小学5年生から成人するまで生活していたところです。90パーセント以上の子供が親子２代で同じ学校に通っています。つまり、たいていのおやどもは顔見知りというわけです。
彼らの親たちは、自分たちと違うものたちに対して徹底的にいじめぬいてきた連中です。ポリオの後遺症でうまく歩けない子、視力が弱い子、発達が遅くて成績が振るわない子、人と言動が変わった子は、彼らの格好の餌食でしたね。
そういったやつらが親となり、授業中に立ち歩く子、みんなとうまく合せられない子供と向き合うときの思いは察するに余りあるわけですわ。そうですよねえ。自分が餌食にしてきた子供たちと同じだとしたら。
子供には何の罪もありません。親たちには、一言｢天罰だよ｣。と言うわけで逆差別でも優越感でもなんでもなく、ほんとに｢高見の見物｣｢タバコふかして笑ってる｣と言うわけです。私は大人ですから本人に｢天罰だバーカ｣とかいわないし、専門家でも心理士でもないので子供をわかってあげなよとも言いません。
かなりひん曲がった根性ですが、わたしも皆と同じになれたと思っています。人の痛みを笑うのは、｢人の不幸は密の味｣とにたにたしてるのはこの地域の人たちの根本思想ですから。この年にしてやっとみんなと同じ振る舞いができるようになったわけです。
うえの子は何でみんなから仲間はずれにされてる子にいつも手を貸してやり、一人ぼっちでいる子供とペアになって授業を受けている････。保育所時代は、先生が持て余した自分の妹の世話に明け暮れて踊りも歌も工作もみんなより遅れをとっていた。今でも割を食っている。自分のことより人のことを先に考えるお人よしのおおばか野郎。この痛みはわたしに下された天罰。
下の子は、いじめっ子の相手をまともにしてしまう。みんなみたいに一言｢うるさい｣と言えない。「ひとりぼっちじゃかわいそうだもの」と授業中でもその子の相手をしている。自分の算数の手を止めて。ちなみにこれは先生の弁。
恨みの連鎖をどこかで断ち切らないといけないことは頭ではわかっています。わたしが自分の痛みを、いじめられた友の痛みをまともに感じて思い出す限りこの連鎖は断ち切れないでしょうな。と苦いタバコを今日もふかしている次第であります。
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