アスペルガーの館の掲示板

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[#16406] Re:動じないのは…

penpen

- 06/12/8(金) 6:27 -


	引用なし

	パスワード

>　初めまして、たもっちです。

初めましてー。

>　私は、ここ約３５年間で３回程、恋愛の経験をしたことが有り、付き合いを考えた事が有ります。

付き合いを考えた、というのは実際にはお付き合いが
ほとんどなかったということでしょうか。

>　当時の私は「私を好きになってくれた女性がいてくれて良かった。これからは結婚を前提ないしそれに向かって付き合って行こう。」との意気込みがあったほどでした。

わかります。

>その陰で「私は高機能自閉症を背負っている。それがばれてしまったり、そのために彼女（妻）が大変な目に遭ってお互いに迷惑を掛けてしまったりした場合どうしよう。行く行くは自分自身の障害をカムアウトしなければならない。その対策はどうしよう。」との気持ちで非常に悩み続けておりました。そのため、せっかくの恋愛も破綻になってしまったと言う繰り返しを起こしてきました。

そうなのですか。
確かに障害をカムアウトするのは心配ですよね。

>　それでも、私は結婚を希望しているので、恋愛に関する諦めは有りません。

あきらめることはないですよね。
　
>　私は結婚をしている訳ではないのだが、行く行くは恋愛そして結婚をしようとは考えています。どうしたら良いのか分かりません。どの様にすれば良いのか、お分かりの方がいましたら、お教え下さい。お願い致します。

そうですねえ。
最初からアスペルガーとわかっている人と付き合える、という点で
当事者同士で付き合うというのはいいように思います。
“モーツァルトと鯨”というアメリカ映画があります。
この映画はアスペルガーの有名な数学者ジェリー・ニューポート博士をモデルにしています。
ジェリー・ニューポート博士は
ここでもなんどか紹介のあった国際アスペルガー年事業の支援者でもあります。
(日本ではアスペエルデの会の辻井先生が活動の中心になってくださいました)

彼は少年の頃から数学の才能があり、ミシガン大学では数学の文学士を授与されますが、
適当な仕事が見つからず20年近くタクシーの運転手をします。
そんな彼は映画レインマンで自分がアスペルガーであることを知り、
当事者同士の集まりに出るようになります。
そこで彼はイザベルと知り合い結婚します。
原題は“クレージー・イン・ラブ”です。

映画そのものは当事者とその家族周辺からは不評だったようですが
(エモーショナルに過ぎる！とか)
実話であることを考えると当事者の恋愛と結婚の形を示しているように思います。

当事者同士だと分かり合えることも多いし、
感覚の近いもの同士似た経験も多いので
一般の人との結婚よりはいいように思います。

もちろん、たもっちさんの障害の程度がどの程度かというのと
たもっちさんの希望もあると思うので
絶対に当事者同士でというわけでもないのですが…。
ちなみに外国のアスペルガーの人で
結婚したいのだけれどと主治医に言ったら
“君は絶対に結婚をしてはいけない”と言われたという投稿を
読んだこともあります。
外国ではそのあたり、率直に言うのかもしれません。
結婚生活は君には無理だと言われたので結婚は考えないという投稿でした。

当事者同士の集まりはいいように思います。
映画の“モーツアルトと鯨”は当事者の仮装パーティで
主人公がモーツァルト鯨の格好をして参加したことから
ついたタイトルです。
オタク趣味満開のコスプレパーティの雰囲気でアメリカの当事者の集まりは
楽しそうだなあと思いました。(=^･^=)

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