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▼コリーさん:
こんにちわ(*^_^*)
Dr.における発達障害の認知の低さは私的、公的、両方痛感しています。
発達障害の診断上における意見や考えの違いは今後の発展のためにいくらあってもいいと思うし、現にしょっちゅう聞きます。だいたい、今ある障害概念だって数年後にはまた変わっていってしまうでしょう。そのための切磋琢磨の時期なのだと個人的には思います。
ただし、コリーさんが受けた下記の言動に関してははっきり、Dr.の認知不足であると思います。
>口で説明するのが苦手なので、診断書のコピーとこれまでの病院・薬の履歴を箇条書きにしたメモを医師に渡したところ、その先生はメモと診断書を一通り読むと、「このメモはお父さんかお母さんに書いてもらったのかなぁ?」と、大人の私になぜか幼児語調で問いかけ、自分で書いたと答えると態度を一変、「こんな文章書けるようじゃあなたはASじゃない。貴方の場合は個性の範疇だよ」と笑いながら言いました。
私も、「あなたの仕事していられるのなら、ASのわけない」と精神科医から一笑に付された経験があります。この場合、ASをはじめとする発達障害=知的障害と受け取られておられるか、自閉は「人に関心のない障害」という旧態然とした昔の概念をお持ちになった方が多いです。
>更にその医師は、WAIS-Rなんて体調に左右されるから当てにならない、
精神科医と心理のケンカという日本の実態を日本自閉症協会のある方がコメントされているのをうかがったことがあります。これもその一環かも。
とりあえず、発達検査を使わなければ認知特性がつかめない現状では、あまり適切ではない意見だと思います。発達検査施行時の妥当性と検査そのものの信頼性をいっしょくたにしているといえるコメントです。
>しかも、「ASの人は自分に関心がないから貴方みたいに現状をよくしようとも思わない、自分のことだってきちんと話せない」とも言ってました。
自閉は「人に関心のない」という誤りはよく聞きますが、自分にも「関心がない」と言ってしまえば、それは精神障害における統合失調症の症状を昔「自閉」と言ったのを覚えていらしたということですかね。はっきりとこれは間違いだと思います。
>又、親子関係についてもいろいろ聞かれたり説明されたりしました。今思うと、その先生は、親子のコミュニケーションが上手くいかない場合、AS様の症状が出ることもあると言いたかったのでしょう。
自閉症協会が一般にアンケートをして、いまだに「自閉は不適切な親子関係から生まれる」という考えがはびこっていることを明らかにしていましたが、専門家にもまだいるのかもしれません。
http://www.autism.or.jp/autism/3-index.htm
いずれにしてもDr.の専門性や専門分野の違いからくる意見の相違はあるものですが、今回のコリーさんのDr.の意見は現在ここまでやっと進んできた発達障害そのものを根本から覆すようなものなので、あえてコメントさせていただきました。
ではでは(^_^)v
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