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▼陽菜さん:
こんにちは。
AS児の母ですが、自身もその傾向があります。
私の場合は、外で仕事する上では、仕事はこなせるのですが、
私は自称「家事障害」でして…。
陽菜さんのおっしゃってるようなことを、家事で出来ない私なのでした。
主人も、まるで、陽菜さんとこの職場の人のような叱り方をします。(^_^;)
>こんなこともできないあんたおかしいとか言われました。
>家に帰れとかいわれたことも。
うちの主人も「こんなこともできないのか!」とよく言います。
それこそ「実家に帰れ!今すぐ親に電話しろ!」と言います。
とにかく、とことん人を否定する人なので、一時期私も自分にかなり自信をなくし、精神的に参ってしまったことがあります。
ASと診断された子供は、「否定的な言葉を使わないよう、肯定指示で」と、医者からも言われているわけですから、学校も周囲も協力していただいておりますが、
「成人」に、この配慮をしてくれる環境を探すこと自体、難しいことですよね…。
ASは、全体を把握できない、狭い範囲でしかものを見られず考えられない障害ですから、私が仕事をする上では「全体を把握することを心がけよう。そうすれば、仕事の流れもわかるし、途端の変更にも対応できる」と思っていますが、
AS度が重たければ、その「全体の把握」も難しいですよね。
しかも、「否定指示」!!
どんどん自信をなくしてしまいます。
今日、子育て・子供の躾けの本を買ってきて読んでいたのですが、健常児相手の育児書でも「叱るときは、ガミガミ言うと、本人は叱られたことによって『その件の償いは終わった』と感じてしまい、同じ事を繰り返す」とありました。
健常児でも、ガミガミお小言はあまり有効ではないのです。
世の中、もっと「肯定指示」があたりまえのように浸透すると良いのに…と思います。
今、私は電話での接客の仕事をしてますが、そこでは「肯定指示」が徹底されてまして、「お客様には、『してください』『できません』の命令・否定ではなく『〜でいかがでしょうか?』の依頼系、『こちらはできかねますが、こちらではいかがでしょうか』という別プランのお願い」
そんなことが、マニュアルにありまして、
会社内でも上の人達すら、パート・アルバイトの私たちに命令系は使いません。「今日は、こちらの業務についていただけますか?」「今度からここを気をつけていただけますか?」という、依頼系なのです。
さすが、一流の会社での客商売は違う…と思いました。
そんな「依頼系」の言葉が飛び交う仕事をしてますと、私も普段から「恐れ入ります」など、丁寧な言葉がでてくるようになってきました…。
ふと、気づくと、街中の接客業は大抵この依頼系です。
ファーストフード店に行っても「こちらの席でよろしいですか?」です。
マニュアル社会とよく批判されますが、これって、世の中に浸透すると、とっても素敵なことなのでは?と思います。
>最近体調がおかしいです。
>会社に行くと胃がきりきりして
>吐き気がします。
否定されてばかりの環境だと、ますます仕事もできなくなっていくし、適切な行動がますますわからなくなってきて、心身共におかしくなっていって当然ですよね。
これは、ASでなくとも、健常者にも言えることなのです。
「厳しく言ってこそ、教育」「言われることで嫌だったら、努力して向上しろ」という古い考えの方は、そろそろ現代社会の「依頼系」のマニュアルを見習って欲しいと思っています。
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