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▼野の花さん:
>前に一度、書き込みさせていただいた者(30代)です。
>先日職場での出来事・・ 仕事は工場で作業しています。
>上の人と二人で、部品を付ける作業をしていました。隣で、ひとりの人は小さな部品を落としました。落とすと探すのが大変です。
>私が自分のを付け終わったと言うと確認しました。
>最初に部品の数は丁度で残らないはず・・と言われましたが残りました。
>確認すると付いていない所が見つかりました。
>部品は2種類あって、それでも片方は残りました。
>付け忘れがあったことは素直に、すみません、と謝りましたが
>残った部品は付いてない所がなかったので
>「落としてはいない」と自分を守る方を優先してしまいました。
>上の人は、嫌味に取ったようで、以後、冷たい感じがします。
>
>私は、アスペルガーかどうかわかりませんが、何か人とのコミュニケーションで
>知らない間に傷付けてることがあり、判断をする時間が遅く
>トラブルが結構あります。
>正直過ぎるという点、はっきりしている点でも少々アスペっぽいです。
>何か、アドバイスやいい本があったらと思いますが・・
はじめまして、ジョンと申します。ASと診断された
51歳、会社員です。
アスペルガーの場合、まず、相手を傷付けたことが分かりません。
野の花さんは、「相手を傷付けたかもしれない」とお考えに
なっている訳ですよね。そうすると、アスペルガーはそういう風には
感じないかもしれませんね。
ちょっと横道にそれてしまいましたが、職場でコミュニケーションが
とりにくいということであれば、これは、健常者であっても、障害者で
あっても、起こりうる問題です。
他にも似た投稿があって、投稿者が削除してしまったので、
だれも返信できなかったのですが、同じように、野の花さんも、現時点で、
相手の方を傷付けたと思っているだけで、現にそのようなことがおきているか
分からないと思うのです。意外と、予想と反してそう自分が思い込んでいた、
ということが私も何度かありました。確かに、ASの場合、
コミュニケーションはとりにくいですが、私のコミュニケーション
トレーニングの指導の先生は、障害の有無にかかわらず、如何に
コミュニケートするか、それは、工夫の問題だ、と言っておられました。
コミュニケートには、言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションが
あって、普通、非言語コミュニケーションの割合の方が圧倒的に大きい訳です。
つまり、雰囲気で分かってしまう、というやつです。
そこを補うのが、言語コミュニケーションであり「何か気に触りましたか」と
いうふうに敢えて言葉に出して言う方法です。
その場合、「アサーション」と言って、私はあなたを肯定的に理解する、という
サインを出して、相手のバリアを取ってコミュニケートする方法が効果的です。
もしかしたら私のページが役に立つかもしれないので、リンクしておきます。
http://www.geocities.jp/johnhealing/communication.html
なお、アスペルガーに関する本としては、多少難解ですが、「アスペルガー
症候群が分かる本」ギルバーグ著、明石書店、1800円が私のお勧めです。
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