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▼りりさんへ
はじめまして。
>不安の一つに「人の話(特に集団 対 先生)があまり聞けない」ことにあります。
>保育参観を見に行っても、先生が話しているときにときどき余所見したりで集中しておらず、個人面談でも先生から「話が聞けてないです、聞いてるときもあるんですが」と言われました。
>本人に確認したところ、「先生の話は聞いてる」とのことなので、先生が話してるときはちゃんと話を聞くべきという意識はちゃんと持っているようです。
>
私も当事者として、またASの子供を持つ母親として少し書かせていただこうと思います。
『話を聞けない』という事ですが、聴覚過敏などはいかがなのでしょうか?
実は、私は、色々な音があるところでは、一律に色々な音を拾ってしまうので、大勢の人が雑談などをしているところで、誰か一人の音を拾うと言うのがとても難しく、あまり騒がしい場所ですと、その人の話の3割から5割程度しか聞こえない時もあります。
でも、それでは会話にならないので(経験上)その得た情報の中から、幾つかの可能性を導き出して話すという、めんどくさいことが頭の中で行われるようになってしまいました。
また、何度か、その人に聞き返すなど・・・
聴覚過敏にも、色々なタイプもありそうですし、私でも体調のいいときには音を拾いやすいですが、体調が悪いと聞こえずらい時もあります。
じつは、中学のAS傾向のある娘も、同じ様な事に困っていて、学校側に一時配慮していただいて、一番前の席にしてもらったりしました。
(目の悪いお子さんが、一番前の席と言うのはよく聞く話ですから、この位の配慮はOKなのだと思います)
耳が聞こえないと言うと、『音が無い』と思われがちですが、音を選り分けられないのも聞こえないのに近いのかもしれません。
また、聞いた話ですが、聴覚障害のお子さん用に、特定の音が聞こえるような道具があると聞いたことがありますし、補聴器を授業中使っていると言うのも聞いたことがあります。
>でも、こちらの掲示板に参加されているASのかたやAS傾向のあるかたでも、「学校の勉強はできた」というかたも少なくないですよね?
>先生の話をちゃんと聞いてないのにどうして勉強ができるようになったのでしょうか?
>息子は親が勉強を見てやらなければまず落ちこぼれそうなタイプです。
勉強に関しては、定型発達のお子さんでも、公文型の繰り返しが合う子も居れば、進研ゼミ式が合う子も居るように、その子なりの勉強方法で、補えるのではないでしょうか?
私などは、子供の頃『音読』しなければ、暗記物は特に覚えられませんでしたし、中学で原子記号の丸暗記させられた時は、全くわからないのに、高校へ行って原子記号の意味や成り立ちを教えられたら、すんなり入ったという経験もあります。
また、タイプとして、視覚優位のお子さんは家で本を開いたほうが、学習能力が上がったという話はよく聞きます。
病院にもし通院されているのでしたら、病院によっては『視覚優位』なのか『聴覚優位』なのかを調べてくれる所もあると聞きました。
それによって、勉強方法を探ってみるのはいかがでしょうか?
うちは因みに、上の子は視覚優位ですから、家でやった方が効率がいいみたいです。(学校では音も拾いにくいですし)
席など、配慮していただいて解決するようでしたら、障害うんぬんは言わなくても、聞こえにくいようなので、席を前の方にしていただけますか?などのお話を先生にされればよろしいのではないでしょうか?
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