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▼たーちゃんさん:
はじめまして、ジョンと申します。
アスペルガーと診断された52歳、会社員です。
いきなり本題から外れますが、ブログを拝見しました。
確かにご指摘の「発達検査」からは、言語性が高く、動作性が低いことから、
アスペルガーなどが疑われているようですが、私の主治医は
必ずしも主流的な意見ではありませんが、自閉症などの場合、
言語性よりも動作性が高い場合が見られると考えています。
その理由として、自閉症は人との交わりを避ける関係上、
本能の発達が進み、言語性よりも動作性が発達するそうです。
それで、私の「発達検査」は、言語性が高く、動作性が低いという
順当な結果にもかかわらず、下位検査項目の格差の大きさと、
不適応状態から発達障害と診断されました。
つまり、「発達検査」はASなのかADHDなのかLDなのか
診断する手段として確立されていないということです。
ご相談の件ですが、一般にアスペルガーの場合、空間認識が高いと
言われていますが、検査項目で言いますと、「積み木模様」です。
ところが、ブログからは不注意(AD)の点も感じられ、
やはり、「発達検査」から障害名を決めるのは、現代の医学では
無理があるのか、というのが、正直な感想です。
私自身もアスペルガーと診断されていますが、正確な統計によりますと
アスペルガーは0.08%しかおりませんので、
実は広汎性発達障害ではないかと思っています。
ただ、私は医師ではありませんので、診断に関して
どうこう言う立場ではありませんが、ただ、友人のお子さんに
ADHDのお子さんがいまして、
やはり、同じようにこだわりが強いそうです。
回りを見ますと、ASでもADHDでもこだわりは強いようです。
ということで、ご相談の内容から、こだわりが強いための悩みでは
ないかと感じています。
やや飛躍しますが、コンプレックスを持つというのは、発達障害を持つ
人に一般的なことです。持論になりますが、「発達検査」を通じて
分かったと思うのですが、実は、検査の目的は、できない項目も
あるが、得意な項目もあると認識することにあります。
自己否定ではなく、ここから自信も出てくると思っています。
皆さん、自分はだめだ、と思いがちですが、実はできないことも
あるけれど、できることもあるじゃないか、と感じていただきたいと
思っています。私自身、動作性はだめだと思っていたところ、
予想に反して、できる項目があったことに気が付きました。
容姿に限らず、自己否定ではなく、「なんだ、意外とできるじゃないか」と
気が付くことによって、徐々に自己肯定的になって、容姿についても
肯定的になるのでは、と感じています。
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