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▼にゃあこさん:
>私は21歳の女性です。
>不安神経症と軽い欝と言われ心療内科に通っていました。
>母親がたまたまインターネットで高機能自閉症のことを知り、私に症状があてはまると言い、私も調べてみたらあてはまることが多くびっくりしました。
>そして診察のときに相談しましたが、ろくに話もきいてもらえず、たぶん違うでしょう、保留にしときましょう、と帰されました。
>なんだか納得がいかなくて、相談機関で相談して専門医を紹介してもらいました。
>それで今日行ってみたら、高機能自閉症じゃなくてアスペルガーですね。と言われました。でも、私の話を聞いただけなんです。
>で、絵とタイピングが得意といったら、それを活かした仕事をしたらいいといわれました。
>
>なんだかネットで見たような、テストとかも何もなくって、ただ話しをきいただけでASだと言われ・・本当なのかな?と思っています。
>私としては、ASであるのならばこれまで自分ができなかったことや人と違ったことや仕事でうまく輪に入れないことや音が怖いことなどつじつまが合うので納得がいくのですが・・。でも、診断があまりに早くて、これからカウンセリングに通うということもなければ、療法をしていくということもないみたいで・・本当にASなの?と思っています。こういうものなのでしょうか。
>
>また、不安神経症で通っている病院にはASの診断を専門医に受けたことを言ったほうがいいでしょうか?今のところ薬は的確に出してくれるし、家からも近いので、最初に高機能自閉症の話をしたときにあまりいい態度ではなかったにしても不安神経症に関してはここに通おうと思っています。
>
>長くなりましたが、本当にASなのか?テストとかしなくてもわかるものなのか?
>そしてもともと通っていたところにASの診断を受けたことを言ったほうがいいのか?アドバイスをいただきたく書き込ませていただきました。
>よろしくお願いします。
はじめまして、ジョンと申します。
52歳、アスペルガーと診断された会社員です。
仮にアスペルガーと診断される場合、「診断」と「確定診断」が
あります。私の場合、診断は国立精神・神経センターで
生育歴と2時間の問診によって決まりました。
生育歴は用いたものをサイトにアップロードしていますので、
参考にしてください。専門家であれば、話を聞いただけで
おおよその見当はつきます。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Yurinoki/9387/monogatari1.html
「確定診断」は現在の主治医によって決まりました。
確定診断は脳波検査、成人知能検査を参考に決められる場合が
多いです。
にゃあこさんの場合、「診断」の方だと思います。
なお、アスペルガー症候群は先天的な障害なので、治療法はありませんが、
社会適応のトレーニングは可能です。
もし、確定診断が必要であるとお思いであれば、専門医の受診を
お勧めします。専門医を探すことも難しいですが、1県に2,3人はいると
思いますので、しつこく探せば、見つかると思います。
ただ、診察待ちの時間が長く、数か月かかるところもあると思いますので、
今のうちから申し込まれてはいかがかと思います。
不安神経症とのことですが、仮定として、アスペルガー症候群の
二次障害ということも考えられます。現在の主治医にご相談に
なりながら治療されてはいかがでしょうか。主治医の先生にも
ASの診断のことは申し上げてはどうでしょうか。
一般的に、一度に2人の医師にかかることは先生は好まないと
思いますが、事情を説明して、お願いすれば、治療を続けてもらえると
思います。なにしろ、次の主治医が決まっていない訳ですから、
お願いするしかないと思います。
ただ、ご参考までに、私の場合を申し上げますと、
県内の先生が専門医でなかったために東京まで近隣の県から通院しています。
最後になりましたが、私の意見を言わせてください。
少なくとも専門の先生がASとお感じになったということは、
確定診断はともかく、自閉症傾向があるということではないかと
思います。最近は「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」の出版物が
多く出版され、情報が手に入るようになりました。確定診断までの
間に自分はどのような傾向があるのだろうか、ということは自分で
情報が入手できるわけです。仮に確定診断がASでなかったとしても
それはそれで自分の勉強になるので、「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」
についてお調べになってはいかがでしょうか。「ああ、そうなんだ。」と
気づく部分があれば、二次障害の治療にも効果があるのではないかと
思っています。
にゃあこさんの場合まだお若いので、まだまだ社会適応の可能性は
十分あると思っています。アスペルガー症候群のお若い方々を
存知上げています。近所にも高校生の男の子がいます。
仮に発達障害としたとしても、発達障害は発達が遅いというだけで、
しかも、得意な部分と不得意な部分があるというだけで、自己否定する
必要はまったくありません。先生が得意な技能を伸ばすようにおっしゃったのも
同感できます。どうか、悲観せずに、自分にできる事に目を向け、
進んでいかれることを願っています。
詳しくは、いろいろな方のご意見をお聞きになり、また、ネットから
情報を収集され、主治医が見つかったら先生とご相談になることを
お勧めします。
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