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[#1312] Re:診断基準。
 Chiquitita メールホームページ  - 04/11/6(土) 2:07 -

引用なし
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   初めまして。

▼フエさん:
>現在の医学では自閉症はどこまで理解されているのでしょうか。
>医療従事者は自閉症をどのように理解しているのでしょうか。
>
>診察の際,自閉症の特徴はどんな点ですか,と聞いた所,
>物を一列に並べないと気が済まない,
>いつも決まった道順でないと混乱してパニックを起こす,
>という事を言われました。
>
>そうした特徴がない私は自閉症ではないと言われました。
>私がコミュニケーションに困難を感じている事,
>会話を続けられずに苦しんでいる事,
>世界と自分との間がガラスの板で隔てられている様に感じる事,
>などを話しても相手にされません。

私もこのフォーラムの常連として、貴方と同じような医療機関の対応の矛盾に関するコメントをずいぶんと目にしてまいりました。
はっきりと言えることは、
>>>「自閉症などの発達障害は、子供の病気であって、大人になれば勝手に治るものだ」
という迷信が、一般人だけでなく医療現場のプロの間にも未だにまかり通っている、ということです。
なぜそうなるのかというのは、発達障害の研究を行っているプロのほとんどが非当事者であるからだと、私は考えています。
迷信というのは、貴方が指摘されたような「物を一列に並べないと気が済まない」「いつも決まった道順でないと混乱してパニックを起こす」といった幼児期に多い症状を、イコール自閉症の症状だと信じ込んでいることからも明らかでしょう。(こういった対応があるため、私は「自閉症」という呼称自体に嫌悪感を感じています)

世の中には、身体障害や視覚障害・聴覚障害などいろいろなタイプの障害がございますが、これらのうちで他人に最も状況がつかみにくいのが、ASやADHDなどの発達障害です。
そればかりではありません。自分自身も気づかないことが多く、周囲の指摘でようやく解る、というケースが多いのも、発達障害ならではのものです。私の場合はたまたま幼児期にいったん「自閉症」として診断され、その後「高機能タイプ」のコメント付きの確定診断を経て、ASと認められた、という経緯がありましたが、こういったケースはむしろ稀であると考えられます。

>自閉症の根幹の苦しさを理解していないのでは
>と思ってしまいます。

そういうもどかしさを感じるのは、やはり我々が困難を覚える「コミュニケーション」や「手先の不器用さ」などが、一般の人にはごく当たり前だからだと考えられます。「まさか日常会話で困難を感じるなんて」というのが一般人の感覚だといっても、決して間違いではないでしょう。

世間話一つを例にあげても、一般人の感覚での世間話は、「今日はいい天気」「じゃ何しようか?」「洗濯物がたまったから早くうちに戻ってお洗濯」という流れがごく当たり前のように出来上がっていますが、我々の場合は「今日はいい天気」「でも午後から天気が悪くなる」「ひょっとすると次の台風が」という具合に方向性がめちゃくちゃになりやすい、ということがあり、頭の中のデータベースは情報量は人並みか、あるいはそれ以上にあっても検索のパフォーマンスがひどく悪い、とでも言うべき状態です。
だから自分の得意分野では喋り捲るが、それ以外の話題では何も話すことができず、結局会話の双方を疲れさせるだけです。

1 hits

[#1290] 診断基準。 フエ 04/11/5(金) 13:17
[#1293] Re:診断基準。 asman 04/11/5(金) 14:15
[#1298] Re:診断基準。 ネフェル 04/11/5(金) 15:00
[#1312] Re:診断基準。 Chiquitita 04/11/6(土) 2:07

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