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▼yume☆さん:
> 息子は小6のアスペルガーで、現在特殊学級に通っています。
>
yumeさん、ジョンです。
私はスレッドを見た時、返信しようと思ったのですが、
いたるホームページに方々投稿しているので、一度には
返信できず、今日になりました。
私はyumeさんに理論武装して教育関係者に相談して
ほしかったと思っています。というのは、現在、
私のホームページの改装をやっていて、気づいたのですが、
未だに「発達障害者支援センター」の設置されていない県が
7県もあるのです。逆にいえば、40都道府県は進んで
いるのかもしれません。秋田、福島、福井、香川、愛媛、
高知、沖縄では、支援センターの支援が得られないので、
教師も親も暗中模索です。平成16年に成立して、17年から
施行されたにもかかわらず、これらの県では、教師は教師で
考え、親は親で考えなければなりません。早期にこの状態が
解消されることを望んでいます。
そのために、文科省は平成16年にガイドラインを公表しています。
これは私のサイトに貼り付けてあります。私のサイトは少しでも
みなさんのお役に立ちたいと思って作っています。これを使って、
教育関係者と交渉して欲しかったです。このガイドラインの教員用
というのを見てください。
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/01/04013002.htm
ここでは、以下の5つのことが書かれています。
1. 子供に気づいてあげなさい。
2. 特別な指導が必要です。
3. 子供に合った適切な指導が必要です。
4. 学校内でチームを作って、先生1人で頑張らないで、
他の先生と意見をすり合わせてください。
学校内の組織を作ってください。
5. 保護者との連携が必要です。
担任の先生は2までできていると思うので、一般の気づきの
ない先生に比べれば、5段階評価で3ぐらいかもしれません。
しかし、重要なのは、ガイドラインにもあるように、その子に
合った指導が必要だということです。いくら、崇高な理念が
あったとしても、適切ではありません。「過ぎたるは、なお、
及ばざるが如し」です。「担当教員が支援を必要とする
児童生徒の対応について必要な打合せをすることが大切です。」
とあります。このガイドラインには、校長用というのもあります。
教育関係者はほとんど何も知りません。しかし、文科省の
このガイドラインは、先生方すべてが知っていなければ
ならない内容です。是非、このガイドラインを参考に、
教員、校長、親の3者で理想を追求してください。
白旗を上げるのはいつでもできます。
仮に先生方がこのガイドラインを知って、なお、息子さんの
症状が悪化したとすれば、学校が息子さんのために作った
組織が機能していないと思います。心理士の先生は何をやって
いたのでしょうか、一度お聞きになってはどうでしょうか。
ガイドラインは「担当者が特別支援教育コーディネーターに
指名されている場合は,第3部の
「特別支援教育コーディネーター用」を参考にしてください。」と
ありますので、組織にはコーディネーターの資格のある先生が
必要になります。コーディネーターはおられたのでしょうか。
まあ、完璧を望むことはできませんが、学校が支援組織として
機能していなかったことは事実のようです。
いろいろ冷たいことを書いて済まなかったと思っています。
しかし、私たちの次女が自閉症のような泣き方をしたとき、
私たち夫婦は一家心中を考えました。それでも踏ん張った
のです。yumeさんが頑張っているのに踏ん張れとは言いません。
ただ、私たちが踏ん張ったのは、次女は私たちが、
作った命だったからです。次女は生まれて来たくて生まれて
来たのではありません。私も時々、このような障害を
持つのであれば、生まれて来なければ良かったと思うことが
あります。しかし、亡くなった父や母、育ててくれて、
仙台から、私の無事を祈っている今の母たちの愛情を思うと、
死んではならないと思います。yumeさんの愛情の範囲で
健闘してください。私は、なるべく役に立つホームページを
作って、応援したいと思っています。
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