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ジョンさんへ
>
>私はyumeさんに理論武装して教育関係者に相談して
>ほしかったと思っています。というのは、現在、
>私のホームページの改装をやっていて、気づいたのですが、
>未だに「発達障害者支援センター」の設置されていない県が
>7県もあるのです。逆にいえば、40都道府県は進んで
>いるのかもしれません。秋田、福島、福井、香川、愛媛、
>高知、沖縄では、支援センターの支援が得られないので、
>教師も親も暗中模索です。平成16年に成立して、17年から
>施行されたにもかかわらず、これらの県では、教師は教師で
>考え、親は親で考えなければなりません。早期にこの状態が
>解消されることを望んでいます。
まだまだ発達障害者の理解が十分ではないということなのですね。
>
>そのために、文科省は平成16年にガイドラインを公表しています。
>これは私のサイトに貼り付けてあります。私のサイトは少しでも
>みなさんのお役に立ちたいと思って作っています。これを使って、
>教育関係者と交渉して欲しかったです。このガイドラインの教員用
>というのを見てください。
>http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/16/01/04013002.htm
>ここでは、以下の5つのことが書かれています。
>1. 子供に気づいてあげなさい。
>2. 特別な指導が必要です。
>3. 子供に合った適切な指導が必要です。
>4. 学校内でチームを作って、先生1人で頑張らないで、
>他の先生と意見をすり合わせてください。
>学校内の組織を作ってください。
>5. 保護者との連携が必要です。
>担任の先生は2までできていると思うので、一般の気づきの
>ない先生に比べれば、5段階評価で3ぐらいかもしれません。
>しかし、重要なのは、ガイドラインにもあるように、その子に
>合った指導が必要だということです。いくら、崇高な理念が
>あったとしても、適切ではありません。「過ぎたるは、なお、
>及ばざるが如し」です。「担当教員が支援を必要とする
>児童生徒の対応について必要な打合せをすることが大切です。」
>とあります。このガイドラインには、校長用というのもあります。
去年、文部省の知り合いの方が送ってくれて知りました。
そして、私もこれを持って話したことがありました。去年の話なのです。
しかし、「書いてあることはもっともだが、現場の現実とかみ合わない理想論だ」とある先生がおっしゃいました。
私はびっくりして「理想」と一蹴された先生の顔をまじまじと見てしまいました。「理想」であってもそこに近づく努力をして欲しいと発言しました。
実際問題としては理解できるところもあるのですが、がっかりしてしまったのです。
>
>教育関係者はほとんど何も知りません。しかし、文科省の
>このガイドラインは、先生方すべてが知っていなければ
>ならない内容です。是非、このガイドラインを参考に、
>教員、校長、親の3者で理想を追求してください。
>白旗を上げるのはいつでもできます。
学校通達で送られてきているはずなのです。
理論武装は私も今まで幾度となくしてきたのですが・・。
友人はガイドラインを見せたら「どうして知っているのか?」と
校長先生に迫られたそうです。
私も実際、警戒されてしまっただけで、連携とはいえない結果でした。
>
>仮に先生方がこのガイドラインを知って、なお、息子さんの
>症状が悪化したとすれば、学校が息子さんのために作った
>組織が機能していないと思います。心理士の先生は何をやって
>いたのでしょうか、一度お聞きになってはどうでしょうか。
>ガイドラインは「担当者が特別支援教育コーディネーターに
>指名されている場合は,第3部の
>「特別支援教育コーディネーター用」を参考にしてください。」と
>ありますので、組織にはコーディネーターの資格のある先生が
>必要になります。コーディネーターはおられたのでしょうか。
>まあ、完璧を望むことはできませんが、学校が支援組織として
>機能していなかったことは事実のようです。
その学校での特別支援コーディネーターが今、息子の担任をされている
先生なのです。チームを組んで学校全体の特別教育に携わっているようです。
機能はしているのですが、息子自身には機能しているとは・・いえないのかもしれません。
>
>いろいろ冷たいことを書いて済まなかったと思っています。
>しかし、私たちの次女が自閉症のような泣き方をしたとき、
>私たち夫婦は一家心中を考えました。それでも踏ん張った
>のです。yumeさんが頑張っているのに踏ん張れとは言いません。
>ただ、私たちが踏ん張ったのは、次女は私たちが、
>作った命だったからです。次女は生まれて来たくて生まれて
>来たのではありません。私も時々、このような障害を
>持つのであれば、生まれて来なければ良かったと思うことが
>あります。しかし、亡くなった父や母、育ててくれて、
>仙台から、私の無事を祈っている今の母たちの愛情を思うと、
>死んではならないと思います。yumeさんの愛情の範囲で
>健闘してください。私は、なるべく役に立つホームページを
>作って、応援したいと思っています。
いつも弱気になった私を勇気づけてくださりありがとうございます。
そして息子ほど酷い二次障害を抱えた児童も聞いたことがありませんでした。
私は息子に生きて欲しいのです。小さい頃から身体的に奇形を持っていたので、手術をしたり、病院に何度も駆け込むことが多かった私は、息子を何としても長生きさせたいと強く思っていました。
息子は酷いストレス障害から自殺未遂をして、その記憶が飛んでしまうほどの重圧を体験しましたが、私もそのトラウマは消えていません。
私自身、息子の酷い二次障害を見ると耐え難い記憶が蘇ってきて恐いのです。
息子はとても頑張る反面、急激な絶望感と戦っている様子が見てとれます。学校ばかりが人生じゃないし、そこまでして学校へいく価値はない気もしています。
すべてを一度壊して、また一から始められるように先生と対峙しようという勇気をジョンさんやみなさんからもらいました。
ジョンさんのHPも参考にさせてもらっています。
支援の限界なのかと私自身もあきらめないで、息子に必要ならとことん突き詰めて先生と対峙していきたいと思えました。
改めてジョンさんに「息子への愛情の範囲内で」と言われて、私の命に変えても・・と思えました。そう思えば息子のために今の関係を壊しても、息子を守っていく姿勢をとっていく決意のようなものに自信を持てる気がします。
大切なことを気づかせてもらえた気がしました。
ジョンさんありがとうございます。
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