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▼マルゴーさん:
>皆様、はじめまして、中学生のPDD-NOSの息子のいるマルゴーと申します。
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>自閉症の感覚で蛍光灯がまるでディスコの照明のように感じるというようなことはよく読むのですが、では、どうやってその問題を解決しているのかということが私の読んだ範囲ではありませんでした。
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>現代社会で人工照明なしに生活はできません。間接照明にすればいいのか(でも、勉強などのときは十分ではありませんね)、色合いで少しは和らげたりできるものなのでしょうか。
『蛍光灯が苦手』という症状の原因には、『ちらつき』以外にも『光のスペクトルに偏りが大きい』ということがあると思います。
一般的な『昼白色』という白い蛍光灯の場合、含まれている『光の波長』の成分の割合をグラフにすると、波長450nmくらいの青・緑色の光の領域に『飛びぬけた』ピークがあります。分かりやすく言うと、『電球の光』より『強い青味を持った』感じの光なのです。
この青味は、蛍光灯の管の中に充填されている『水銀』のせいです。蛍光灯は水銀の『蒸気』に電子が当たって放出される『紫外線』が、管の内側塗ってある『蛍光剤』を光らせているという仕組みの照明です。
青味がかった光は『水銀原子』が出す『輝線スペクトル』という特有なもので、『紫外線と共に』出てきます。これが蛍光剤の種類によっては、管を多く通り抜けて『まぶしさ』の原因となるのです。
とどのつまり『蛍光剤の種類』が、青味がかった光を『カット』するものであれば、まぶしさは感じにくくなります。
私の場合、『温白色』というクリーム色のやつが一番快適でした。
これは、蛍光剤を改良して、『水銀の輝線スペクトル』のうちの一つを『押さえ込んだ』もので、電球や太陽光線に近い光のスペクトルを持っています。自然な感じが良いです。
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