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▼さねかずらさん:
その後のご報告を頂きありがとうございます。
今後、我が子が研究室にお世話になる可能性を念頭に置くとき
さねかずらさんのように真摯に向かい合って下さる方の存在を知ることができ
大きく励まされた思いを持っております。
以下、もしその学生が自分の子どもであったとき、このように対応して下さったら嬉しいという願いを込めて書かせて頂きます。
>なにがしかの障害があるのか、性格なのかがわかれば
>今後の指導に活かせるのではないかと期待しています。
学生相談室では「診断」という方向からのアプローチは無い可能性が大きいかと思います。(精神疾患が疑われる時には、医療の介入が優先される訳ですけれど)
医療介入が必要では無い段階ならば、生活を今よりスムーズにしていく方法を具体的にアドバイスを頂けるように相談所にお願いしてみては?と思います。
仮に発達障害圏に近い問題を抱えていらっしゃるとすれば、通常の心理相談で行われる事の多い「受容的傾聴」には意味が無いと言われています。むしろ、具体的に丁寧な指示が必要なようです。
このあたりの事柄も、従来は知られていなかった分野ですので、認知特性を知った上で、トラブルを少なくしていく為の「具体的な方法を教えて欲しい」、とハッキリ希望されておくことが有効だと思います。
そのあたりを相談にのって貰うと、本人も周囲も楽になっていく部分が大きいかと思います。もし当人が相談所になかなか出向かないケースでも、周囲の方が対応方法を相談員の方と話し合う事で、トラブルを軽くする効果は得られると思います。
蛇足ですが、疾病や障害が背景に有ったとしても、「是は是、非は非」が 変わる事は有りません。 しなくてはいけないことを免除するのでは無く、するための方法を丁寧に提示する、という方向で援助を頂けると大変に有りがたいと思います。
さねかずらさんの熱意とご厚意に甘える形で、いろいろ書き込みをしてしまいました。 実際には教授の意向や期限の有る中でのご指導で、さねかずらさんお一人の力ではままならない事柄も多いかと思います。このような問題に関心を抱いて下さっただけでも、大変有りがたく感じております。ご無理ない範囲で気に掛けて下さいますように、一人の親として、お願い申し上げます。
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