|
>rinoさん
では続きっす
「どの程度の確率でどういった形で遺伝するのか」
今のところ、家族間での遺伝確率は、大まかな統計では数%〜10%前後
(この辺もちと記憶があいまいで、すみませぬ)
だそうです。ただし、同じ家族間でも、
一卵性双生児・・・50〜90%
一卵性双生児の片方の子が自閉症だった場合、もう一人が自閉症になる確率は
上に記した確率だそうです。50%超えちゃうんです。同じ双生児でも
二卵性の場合は、普通の親子兄弟間と大して変わらずせいぜい10%程度だというのに・・・
一卵性双生児というのは、物理的に、全く共通の遺伝子を持っています。
その場合に限って、発症率がズバ抜けて高いという事実も、
「遺伝子が発症に深く関わってるだろう」と言われている所以だそうです。
現在の最新の研究では、人体の遺伝子は約3万個あって、自閉症の発症に
深く関わるであろう遺伝子10〜20個の内、数個(5〜6個)が組み合わさる
ことにより、発症するだろうと言われているそうです。なので、発症に関わる遺伝子
10〜20個を全て特定する、という作業をすればいいのですが、3万個もある
遺伝子の内の10〜20個を特定するというのは気が遠くなる作業で、
例えるなら、日本の全国地図から、学校の地図記号「文」だけを頼りに、
東大安田講堂を探すようなものだそうです。
(日本国内には大学だけでも700あるそうです・・・)
一昔前に比べれば、遺伝子研究はかなりのところまで進んできました。杉山登志郎先生は、
「一つの大きな区切りにさしかかった」とまでおっしゃってました。我々が生きている内に、発症のメカニズムが解明されることを願って止みません。
実は多サイトの掲示板でも講演内容を聞かれていて、内容が被っています(汗)
決して手抜きをしたい訳じゃないんでご勘弁くだされ。
m(__)m
続く
|
|