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>私自身の経験を述べますと、私の母は婦人科疾患の既往があり、抗がん剤などを服用していたハイリスク妊婦でした。大学病院でフォローされていましたが、骨盤位(逆子)だったこともあり早期破水の後に仮死状態で3日がかりで出生しました。今ならば間違いなくNICUに入院する子どもだったと思います。その経験から考えると発達障害の有無に関らず感覚面などの対応が大切になってくると実感しています。私の場合は感覚過敏の傾向があり、ちょっとした変化に対しても大泣きして母はかなり苦労したそうです。この頃に感覚面などについてもっときめ細かいフォローがあって、対策が取れていればもう少し違っていたのでは、という気がしてなりません。斜頸と側湾の治療とリハビリのため、生後半年から11カ月まである療育機関へ整形外科と理学療法(PT)訓練に通っていたそうなのですが、当時は骨格的な面のフォローが中心で感覚面や出生時のトラブルなどへの配慮はなかったそうです。
たぶん、コスモスさんのおっしゃりたいこととは違うと思うのですが
ハイリスク妊娠、出生時のトラブルが発達障害の親の間で時々
話題になります。
医学的には出生時のトラブルが発達障害の原因ではないと言われますが、
私的にはどうも出生時のトラブルが気になります。
わたしの3人の子どもの出産でお産がひどかった上の子は非常に
神経質な子どもでしたし、2番目はへその緒が首に巻きついて、
だいぶ酸素不足の状態で生まれました。
3番目の子はまあまあ普通の出産でこの子はまあ普通です。
医学的な裏づけはないのですが、出産ということの子どもへの
影響の大きさを個人的には感じています。
NICUで長く過ごさざるを得ない新生児もきっと発達に影響がでるのでしょう。
産婦人科の先生は子どもを取り上げるところまでが
仕事なので子ども達のその後を見る機会は
あまりないかもしれません。
分業化の進む医学の世界では生まれた子どもの
その後を見続けるというのは
もっとも難しいことかもしれません。
出産と子どもの発達の影響は見落とされがちな
研究の難しい分野だと思います。
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