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たもっちさん、こんばんは。
> 今月の上旬になって、待ちに待った吉報が入って来ました。
> それは、千葉県の堂本知事の行政下で、日本政府よりも早く障害者の差別を禁止する法整備として「障害者差別禁止条例」がようやく制定されました。
> この制定までの道のりは非常に険しく、それが制定実施されるまでは、紆余曲折があったのだと思います。それは、日本国内に於いては、障害者に対するハード面でのインフラは徐々に整備が進んで来てはいるでしょうが、問題はソフト面のインフラだと感じます。雇用面・教育面・医療福祉面等でのサービスや障害者本人の社会参加や地域社会への浸透が、他の欧米先進国に比べると非常に遅れていて、その被害者の救済や対策の策定、問題解決への糸口を見つけるのに、暗中模索をし続けているからだと思います。
> つい最近になって、発達支援法等と言った自閉症や高機能発達障害に対する法的なインフラが制定され、障害者の医療福祉の多様化が進んできました。
> この様な状況下の中で「障害者差別禁止条例」が設定された事は、90年代初頭に世界で初めてアメリカで「障害者差別禁止法」が制定されてから約15年遅れの出来事でした。障害者本人やその親御さん、周辺関係者にとっての「本当の春」ないし「本当のスタート地点」がやっと来たのだと思います。
> 知的障害者のボランティア活動に参加して、そこでの運営業務を経験した事がある高機能自閉症の自分自身を含め、多くの人達が「当事者さん第一主義」をモットーにして、障害者福祉発展や社会参加の促進を進めて行けたらと常々思い、頑張って行きたいと思っています。
条例を千葉県のホームページで見ました。
アスペルガー症候群の当事者として、3月まで「知的障害者授産施設」に勤めていた者として、千葉県が条例を制定したことは、本当に嬉しいことです。
条例の文章で、気にかかるところはあります。
例えば、「社会通念上相当と認められる範囲を超えた、人的負担、物的負担、経済的負担…」の社会通念とは何か?
また、「障害のある人に対する著しい暴言…」の著しいの意味するところは何か?
→暴言や拒絶的な対応、心理的外傷は、程度に関わらず差別ではないのかetc.
しかし、それは、千葉に住んでいる皆さんが、条例を運営していく中で、誰もが差別されない、権利侵害されない社会を作っていく義務(責任)があると思います。
千葉県民ではないのに、偉そうな文章になってしまいましたが、この動きを全国的に広げていく必要性を感じています。
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