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小学校で教員をしております。
小学校3年生の担任をしているときに,
ASのお子さんとそのお母さんと,
一緒になって悩んだり勉強したりしてきたことがあります。
まずは,本人への接し方も,周囲への理解の求め方も,
学校の先生にお願いするべきことも,
病院の先生がきちんと相談に乗ってくれてアドバイスをくれます。
来週病院に行くということですが,
お母さんの不安に思っていることを全て打ち明けてみてください。
診断が先でしょうが,もし本当にASであれば,
どこからどのようにしていくか,どう受け止めていくべきか,
本当に親切にしてくださいました。
彼女とは2年間一緒にいましたが,
わたし(学校)と保護者(家)と先生(病院)とで常に連絡を取り合っていました。
その子のケースの場合は,
彼女がパニックを起こす要因を減らすことから始めました。
その日の予定を前日に知らせることがとても有効でした。
とても不器用なお子さんだったので,
ノートのマス目を大きいものにしました。
青い色にこだわりがあったため,
色画用紙を配るときはさりげなく青を配るようにしました。
(赤を配るとパニックになったので)
いろいろな工夫をしていくうちに,彼女のパニックは減っていき,
友達には作業の時には協力してあげるなど,理解を求めることもありましたが,
周囲の親御さんにはASであることを知らせなくても
大丈夫だろうということになりました。
2年間の間にトラブルもパニックも減りました。
病院の先生にも,学校の先生にも,思い切って頼ってみてください。
わたしは,彼女と出会えてとっても幸せだったと思っています。
彼女のまっすぐさも,不器用さも,優しさも,ふくれっつらも大好きでした。
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