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みなさんとはまったく別の角度から意見を言わせてください。
ＡＤＨＤ関係のＢＢＳを含めると
もう４年あまりchiquititaさんを見ている（ＲＯＭってる）者です。
chiquititaさんに対して、かなり昔「マナーがなってない！」みたいな
ことを書いたこともありました。
その時は「専門医でもないのに、ネット上で他者を『診断』しちゃダメ！」
という書き込みをしました。（うつなどの二次障害を暗示してみせたり、
それはＡＳですね、とか、ＡＤＤですねとか簡単に言ってみたり）
この点については、今でも「ダメだよ！」と思っています。
「ああ、また同じこと（トラウマについて）言ってる･･･」と
脱力させられることも、正直あります。
でも、chiquititaさんが境界性人格障害の治療も受けてらっしゃると
知って、無理もないと思うようになりました。
境界例の方は、つねに不安にさいなまれています。
激しい不安と一緒に生きています。
「他者から、世間から、世界から見捨てられるような不安」に
四六時中さいなまれているのが境界例の方です。
自分がどんなふうに生きていったらいいのか、つねにシミュレーション
するのですが、考えは定まらず、あっちへこっちへと揺れてしまいます。
（極端から極端へ揺れます）
私たちは、不安にかられた時、「どうしよう」と思う時、過去のさまざまな
記憶を引き合いにして検討しますね。
でも、chiquititaさんがもっている過去の情報は、負の記憶ばかりです。
よくchiquititaさんは「３分ごとのフラッシュバック」とおっしゃいますが
これは、決しておおげさではないのかもしれません。
つねに不安で、あらゆることをシミュレーションせずにはいられない
心の病気を抱えている人が、シミュレーションのたびに引き出すのは
マイナスの情報ばかりなのです。
なぜなら、混沌とした世界観の中で生きてきた境界例の方には、過去の
記憶があいまいな場合が多いのです。
そんな中で強烈に刻まれてきた記憶が、あらゆる形の虐待だとしたら。
それを四六時中思い出さなければならない心の病気をもっていたとしたら。
地獄を生きるようなつらさだと思います。
ＡＳやＡＤＤは「気質」の問題ですが
chiquititaさんは「心」の問題も抱えてらっしゃる。
それは、このＢＢＳではとても扱いきれず、理解もされない問題だと
思います。
それでもあえてchiquititaさんはここで「わかってくれ」と叫び続ける。
マイナスの情報であろうと、プラスの情報であろうと、書いて、発信して
いる限り、chiquititaさんは自分というものを確認できるのです。
chiquititaさんのすごいところは、元々の性格がやさしくて、また、
頭も良い方なので、自傷や暴力など、自暴自棄な態度には決してならない
ところだと思います。
その、痛いくらいのまじめさを、私は美しいと思います。
chiquititaさんがしなければならないのは、プラスの情報をたくさん
蓄えること。
今はマイナスの情報がアイデンティティとなっているけれど、
プラスの情報をどんどん増やして、バランスをとる下地をつくること。
最終的には、専門医が、chiquititaさんのプラスの情報、マイナスの
情報を、ひとつの世界観に統合してくれるはずです。
医者や医療に対する不信感も、克服しなければならないでしょうし、
治療には時間がかかるかもしれないでしょうが、四十数年間苦しんだぶんの
しあわせが、新しい世界観が、近い将来必ず叶うものと信じています。
ええと、つまり、私たちにできることなんて、境界例の前にはほとんど
ない、というのが私の考えです。
chiquititaさんが生きている証を、こういう場所で受け止める以外に
なにもできないし、することがない。
痛い意見はスルーしてしまうというのも、やさしい言葉に飛びつくという
のも、chiquititaさんにとっては「生存」にもかかわる本能的な反応
なのだと思います。
chiquititaさんに苦言をスルーされるたびに「伝わらない痛み」を
感じるのは、私も経験者なので、わかります。
でも、ソーシャルスキルを学ぶことも、chiquititaさんにとって大切な
ことなので、苦言も、なぐさめも、共感も、たくさん返していいんじゃ
ないかと思います。
また、そういうバランスのとれた意見がなく、甘い言葉ばかり言われて
しまうと、境界例の方は「ここが私の理想の場所だ！」という
激しい思い込みとしがみつきに走り、現実を正しく見ることができなく
なってしまいます。
だから、今のままでいいんじゃないかなぁ、と。
以上、私見です。
chiquititaさん、みなさんを不愉快にさせるような表現がありましたら
ごめんなさい。
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