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▼Cyperusさん:
こんにちは。
>以前(4〜5年前)、shinyuさん・秋桜さんと、一緒にデパートの上の階にあるレストランで会食しましたよね。
> その時に、秋桜さんから、『手首をひらひら動かすポーズ』をしてみてといわれたので、やったことをおぼえているんですけど…あれは、何をご覧になっていたのでしょうか?
あれは上腕のディアドコキネシスといって上腕や手指の巧緻動作を見るための神経学的な検査です。手の回し方や上腕の使い方を観察し、協調運動について評価するためのものです。あと随意運動発達検査にある項目をいくつかやったと思います。
杉山先生が「発達障害の豊かな世界」という本の中である症例に関して「ソフトサイン」ということばを使っていましたが、それがこの様な検査で何らかの反応が見られた、という意味です。
確かその時「不器用」のことが話題になったので、「ちょっとやってみて下さい」という流れになったと記憶しています(かなり前の記憶なので違っていたらごめんなさい)。
Cyperusさんの場合はややぎこちなさがあって肩でロックするような動きが少し出ていたのを覚えています。確かそういうお話もしたと思ったのですが…。気に病まれたのならごめんなさい。
ただ細かいことを言えば私もかなり代償的な動きをしてますし、正しい体の使い方を学習すれば改善するのでは、と思います。
ただ一度しかお会いしていないですし、記憶も曖昧ですからまたお会いして身体をチェックしなければ断言することはできません。
> 去年の今頃、TBSでやっていたドラマ『1リットルの涙』の原作本を読んだんですけど、小脳の病気(脊椎小脳変性症)になった、主人公の亜也さんが、このテストの状況が芳しくなくって落胆していたようなので…ちょっとっひっかているんですが…
小脳は運動の滑らかさに関る場所なので、どうしても脊椎小脳変性症のような進行性の神経疾患の場合、成績が悪くなっていきます。
発達障害の場合は協調運動に問題が出るケースが多いので、私はある程度の年齢以上の方にお会いして質問された場合はチェックするようにしています(もちろん仕事で会う場合は必ずチェックします)。
例えば腕を伸ばし、左右でグーとパーを交互に行うといった課題は定型発達児では5歳頃にできるようになる動きですが、協調運動に問題があるケースですとこれが難しいのです。そういう場合は以前勤めていた職場では作業療法士(OT)に入ってもらったりしていました。
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