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▼ジョンさん:
こんにちは。
>脳波検査は行ったのでしょうか。
>先日、日本発達障害ネットワークの大会があり、栗田先生という
>専門の先生がおっしゃっていましたが、お子さんの場合は分かりませんが、
>発達障害の場合、てんかんを併発するので、治療の対象になるそうです。
>医学的に「てんかん」というのは、突発波だけをいうのではなく、
>正常な人の脳波と異なった脳波の場合で、衝動性を現す脳波を含みます。
>脳波については、治療薬があるそうですが、お子さんはまだ小さいので、
>投薬については、慎重にならざるを得ないところです。
以前[#12270]にも書きましたが、WHOの定義では「脳波検査で、てんかん性異常(てんかん波)を認める。」となっています。てんかん波というのはスパイク(棘波)と言われており、脳波のデータを見ると鋸の刃のような鋭い波が出ています。だから脳波異常=てんかんというわけではありません。
ジョンさんのお話を以前一緒に働いていたてんかんの専門医に確認した所、「てんかんとはあくまでもスパイクが出ている状態のこと。それは一般的な解釈ではない」という回答をいただきました。そのドクターの話によるとその場合は「脳波異常」ということなのだそうです。ただしてんかんの治療薬は最近では本来のてんかん治療以外(脳波異常や精神疾患など)にも幅広く用いられています。
また、発達障害だからといって全てのケースにてんかんがあるとは限りませんし、逆にてんかんがある=発達障害という訳でもありません。
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