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▼みたらしさんへ
こんにちは。KAZEです。
大きなお世話と思いながら、気になってレスをつけます。
2年生のアスペの我が子は、今でも集団生活には入れていません。
でも、親の私が落ち込む事は少なくなりました。
保育園時代も、勿論一人遊び・・・集団に入れないという事で、悩みました。
うちの子が年長の時に通った保育園は、統合保育園で、障害児受け入れの保育園だったのと、その当時、障害児保育に詳しい先生が集まっていたのとで、毎日の様に、親(私)と先生・・・先生たち全員というようなディスカッションを重ねて、
このまま、本人が望むままにするのか・・・
それとも、否が応でも集団に入れていくのかという二者択一を迫られる場面もありました。
でも、結局出てきた答えは、うちの子場合、人が大勢いる所が苦手、ザワザワと音がするところが苦手という感覚の問題がありましたから、『少人数から始める』という事でした。
まずは、先生と息子・・・そこに気の合いそうな子を一人・・・お世話好きな子を一人・・・と年長の最後の月には、15人くらいの子供達と車座になって遊んでいました。
辻井先生の著書に触れている方もいらっしゃいますが、この文章も読み違えると大変な事になると私は思います。
(多分、私は同じ著書を読んでいます)
確かにネグレクトとして、放って置かれ、適切な指導を受けられない事は持っての他でしょうが、子供本人の性格や特質・感覚過敏から言っても、一人で過ごす事が心地いい子供もいる訳です。
そんな子を強引に、集団の中に入れるのは、それこそが虐待だと私は思います。
当事者のとしても、そんなことは絶対にされたくないです。
大切なのは、『段階を踏んで、集団に入れてあげること』で、強制する事ではないと思うのです。
息子の保育園時代に通っていた療育の先生で、グループ学習になったときに、『この子は他の子を引っ掻き回すから、帰っていいよ』と仰る方がいました。
私からしたら、その多動こそがこの子の障害なのに・・・と悔しく悲しい思いをしました。
・幼児期から、ある程度指定された枠に入れる練習をした方が
成長した時に本人が楽になる
・成長すれば自然に集団行動とれるから余り心配しなくても
大丈夫
私はどちらも必要だと思います。
但し、定型発達児と同じやり方では、子供自身を傷つける事になるし、親の方のダメージも大きいと思います。
保育園・学校と集会と名の付くものには、出る事が出来なかった我が子ですが、
自分の心落ち着ける粘土を持っていたり、お絵かきセットを持っていったりしながら、今ではみんなが座っている後ろの方ですが、座って同じ時間を過ごしています。
勿論、その行事自体に参加している感は薄いでしょうが・・・
(音楽集会などは苦行ですしね)
他の場面での集団生活も、1年の時は全く応じなかったので、養護学級のみんなは校外学習に出かけるのに、息子は私とお留守番なんてずっとでした。
今は、みんなと一緒に出かけています。
私はきっと、息子は他の子より少しのんびり成長する子なんだと思っています。
今は出来ないことも、時間をかけて、いつか出来るようになる信じています。
親の方は何もしなくて良い訳ではないですし、強制していく事でもないと思っています。
今の自分の子にあった、適切な『配慮』と『行動』が大切なのだと思います。
つまり、それだけ、その子自身を見据えた『オーダーメイドの支援』が必要だと思うのです。
よこはま発達クリニックの吉田友子先生がよく仰っているのは、『集団に強引に入れる努力をするよりは、一人で何か出来るスキルを上げる方が、案外上手くいったりする』ということです。
学校に入学するまでは、親の方も本当に迷いの時だと思います。
でも、十人いたら十人十色の子育てがあるのですから、自分が子供に何をしてあげたいかと考えてあげる事の方が、大事な気がします。
誰かの子育ての方法が、必ずしも自分の方法に見合うとは、思えないのではないでしょうか?
のんびり・・・でも、たゆまず いきましょう。
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