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…おはようございます。うーむ、続けての投稿になってしまう。
実際、私もCameiさんの仰る様に関しては疑問を抱かざるを得ない点は否めません。しかし、これは「番組の制作」と同時に「障害に対する認知」の落差にも注目すべきでしょう。何より、世間一般曰くところの“常識”で、「先天性障害」がどの程度の認識がなされているのでしょうか。
特に、ASのように見た目には健常者と変わらない場合、その認識や認知は事の外低いものと考えざるを得ません。多くの場合、周囲の人間の「努力」とか「我慢」とか「根性」という常識の中に埋没されているのが現状ではないでしょうか…。
これを最新ニュースと関連して伝えるには、現在の番組構成は時間が少な過ぎます。「高機能自閉症」を伝えるには、より多くの時間をさく必要もあるのでしょう。
しかし、同時にこれらの障害が未だ学術的に解明されていない部分が多いのも事実です。加えて社会的認知も低いとなれば、この認知については様々な誤解を招くであろう事は容易に想像できます。してみれば、プライバシーや様々な団体の益・不利益を考えれば、マス・コミュニケーションは及び腰になるのも止むを得ないのかも知れません(万が一の際は誰かが責任とらなければならない訳ですし)。
無論、法制度を評するなどには、これらの障害に対する情報を一般的に普及する事は急務です。その上では様々な形で取り上げられるのは喜ばしい事ですが、されど「不利益を被らない」と言う条件が付くならば、
…これは大きな制約と云わざるを得ません。
いっその事、「心」とは何か、「人間」とは何か、って事をごく日常的に話し合える社会の方が障害を理解する上では有効なのだと思います。ならば、つまり「人と違う事」について胸を張って話しても、誰からも非難されない日が来れば…良いなぁと思ってしまう次第なのですが(その後に言い知れない自己嫌悪に苛まれるにせよ)…。
だから、マスコミは「柔らかぁ〜」な表現をするにせよ、同時に正確な広い情報を頒布して戴きたいのですよね。『心とは何か』って部分をちゃんとテーマにして。
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