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以前、某大学教授から、長嶋監督は、アスペルガー症候群だと聞いた。人にものを頼まれると断りきれず、自分を追い詰めてしまうようです。アスペルガー症候群も様々である。自分の学童期、間違いなくアスペルガー症候群であった。これは、確信をもっていえる。しかし、今は社会自立している。それは、運良く、周りの環境条件がそろったからだ。DSM-IVによるアスペルガー症候群の診断基準では、アスペルガー症候群なんか、いっぱい存在することになる。この前研修会で聞いた話では、日本での軽度発達障害の割合は、６．３％がと文部科学省が出しているが、アメリカでは軽度発達障害の人口に対する割合を３０％と算出しているそうだ。日本の一般の精神科ではかなり重度の障害のあるものしかアスペルガー症候群と診断していない。うちの子もアスペルガー症候群であるが、これは誰が見てもそう分かる。
自分のように境界線をふらふらと生きている人間は、アスペルガー症候群と診断されない。「そいうい因子はあるかもしれないが・・・・気にしないで」といつも言われる。そして「過去にとらわれず前向きに生きなさい。」これがいつも最後に言われる言葉である。私は、４０年間アスペルガー症候群であることを知らず、いつも自分の努力不足と考えて、自分を責め続けて生きてきた人間である。長年にわたって蓄積された自分の思いを分かってくれる人には、いまだに出会っていない。アスペルガー症候群と思えば楽になるなら、そう思いなさいと言われた。今から思えば、人と同じようにできないのに、人と同じようにしようとして、人よりも何倍も気を使い、限界に気づき、どう生きていこうかさまよっているのが今の状態です。自分の生活の秩序を乱されると正常な心を保てなくなります。自分の身の回りの環境も次第に変わり、自分なりの今までの「生活の秩序・均衡状態」をプログラミングしなおさないといけない時期に入りました。プログラミングの変更に苦労しています。
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