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▼リーンクさん:
>私は外国人だから、日本におけるアスペルガー症候群に対する態度ってあまり知らない。その態度をもっと知りたい。
日本で、『AS』『ADHD』といった障がいが存在していて、『世の中で生きていくのに支障感を抱いている(>_<)』ということが表面化してきたのは、1990年代の後半なので、まだ街頭で『アスペルガー症候群って知ってますか?』
と問いかけても、『知らないです』と答える人が多いと思います。
医療関係者でも、認知度が依然として低く、先日、『子どもが病院でパニックを起こしてしまったときに、お医者さん・看護師(ナース)さんがそっけない対応しかしてくれなかった(T_T)』というお母さんからの投書が新聞に載っていました。
教育現場でも、来年度ようやく『特別支援教育』が動き出す運びとなってはいますが、『POST TEACCH』といわれるような感じの充実したものに実を結ぶのには、あと20〜30年はかかりそうです。
>* 日本のメディアはよく、「アスペルガー症候群=凶悪犯罪」と報道していることは本当なの?
>* アスペルガー症候群の偏見を持っている日本人は多いの?>
以下に示すのは、新潟のある大学の学生さん(?)がまとめた、日本における精神障がい者の処遇史についての論文です。
http://lib.n-seiryo.ac.jp/kiyo/dkiyo/05pdf/D0513.pdf
読んでみると解ると思いますが、日本人の『狂った者』『キチガイ』『知恵遅れ』etc.というものに対してのアレルギー度は非常に強く、未だに多くの人が病院に缶詰にされていますし、駅とかで錯乱発作を起こして声を上げている人・チック症状を起こしてうなっている人・電車が動く様子を見て楽しいと思って手をひらひらさせながら笑っているカナータイプの自閉症の方を見ると、大抵の人は『ゾッー』としたような顔をして大きく距離をとって、彼らの前を通っていきます。
1964年の3月24日、東京で米国大使が、現在でいうところの『統合失調症』に罹患してしまった少年に刃物で刺されてけがをしてしまうという事件がありましたが、その前後あたりは非常にメンタル系の障がいを抱えた人達に対しての風当たりが強く、公衆浴場への立ち入りが法律によって規制されていたほどでした。
その時分に入院した人の中には、10年以上たってからようやく退院できたという人もかなり多く、郊外のほうの病院から自分の元いた街に戻ってみると、新しい建物が建ち様子が一変していたとか、見知らぬ機械がたくさんあって使い方がわからず苦労したというようなことをよく聞かされます。
>* アスペ者に対する暴力.リンチはあるの?
これは『YES(>_<)』です。
とにかく『出る杭は打たれる』で、仲間に入ってこない感じの者がいれば、手ひどい制裁を加えられてしまいます。
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