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▼ゆきもようさん:
こんにちは。お久しぶりです。
>こんにちは。
>秋桜さんは、言語聴覚師の仕事をされていたそうですね。
>少々教えていただきたいことがあります。
>
>我が家の子供は、、会話中、言葉を聴き間違えることが多いのです。
>たとえば、「・・・知らなかったよね」と話すると、「え?死んだ」など、
>なぜそう聞こえるの??と思う言葉が良く出てきます。
>これは小さいころからです。
>
>(子供はゲームが好きです。(特にスーパーマリオ)
>5.6歳くらいになって、字を書くようになって気がつきました。
>子供は、マリオことをずっとマイオと思っていました。)
>
>この、言葉の聴き間違えは 単に、集中していないから聞き間違えるのでしょうか?
>小さいときによく中耳炎になって病院通いをしていましたが、小学校の聴力検査では特に以上は指摘されていません。
>
>よろしくご指導願います。
以前私のホームページ「秋桜の部屋」にも書きましたが、おそらくお子さんは聴覚というよりも言語音を正確に聞き取る力(専門用語では音韻能力と言います)が育っていないのだと思います(ホームページはhttp://www.a-yakata.net/cosmos/essay.php?eid=00004)。
訓練していたお子さんでも同様の聞き間違えが多いお子さんの場合、音韻が育っていないケースが多かったです。そのような場合、音を正確に聞き取る練習をしたり、口腔の運動能力を上げるためのトレーニングなどをしていました。
発音(専門用語では構音と言います)などでサ行やラ行などがうまく言えない、音がこもったり唾がたまったような話し方をしていることはありませんか?
たまにお母様が気付いてなくて、学校や幼稚園の先生に指摘されて来院されていたケースもありますから、ことばの教室や言語聴覚士のいる病院などで一度構音のチェックをされた方がいいでしょう。
中耳炎の既往がありますから(おそらく滲出性中耳炎という鼓膜の中に水がたまるタイプの中耳炎だと思いますが)、こちらの治療もきちんとしておいてください。中耳炎を放置していた場合は言語習得に遅れが出ることがあります。
風邪をひいた前後にテレビのボリュームを上げる、聞き返しが多くなるといったことがあったらすぐに耳鼻科へ行って診察してもらってください。場合によっては医師と相談して鼓膜の反射を確かめる検査(ティンパノメトリーと言います)も受けるといいでしょう。
ただしネットでは情報が限られていますからいずれにしても医師や言語聴覚士といった人に相談してみるといいと思います。
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