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▼さこさん:
はじめまして。
小学5年生の長男がアスペルガーです。
>何でもする事が遅く、言っても聞いてくれない。宿題がないと嘘をつく。
自分のすることに、自信がないから遅いのかも知れません。
自閉症の子は、毎日の事でも全てが初めてのことだと考えて下さい。
はじめての事って、不安で、動作がとろとろしてしまいません?
もしくは、協調性運動障害とかで、不器用な子も多いんです。
なので、モタモタしてしまうのもあるかもしれません。
また、時間の感覚が体でわからないので、時計読める子でも、時間の感覚がわかりません。
自分がどれだけ早く動けば時間に間に合うのか?という、体でその感覚がつかめない。
のかもしれません。
>言っても聞いてくれない。
言葉からの指示は通りにくい場合があります。
言われてることがわかっているような顔してわかっていなかったり、
言葉からの指示だと、脳に記憶として残ってない場合もあります。
もし、どうしても必要な「お約束」でしたら、紙に書いて指示してみてはどうでしょう?
また、信頼関係のある人間からの指示は通りやすいので、
我が家はこうして息子の気持ちを私が汲んであげることができるので、息子もお母さんならわかってくれる と安心してくれます。
アスペの子は、聞いてるようで聞いてない。でも、聞いてないようで聞いている。
わかってるようで、わかってない。
このあたりを頭において、
「この子は、もしかして、こっちが思ってるより理解してないのかもしれないわ」と、思ってお話しをしてみると、子供からも親への信頼感が違ってきます。すくなくとも我が家はそうでした。
>宿題がないと嘘をつく。
「宿題はないの?」というたずね方ですと、オウム返しに「ない」と答える場合もあります。
本当に、覚えていない場合もあります。
先生がプリントに「宿題」の判を押してくれてはじめて「これは宿題のプリントだったんだ」とわかり、そうでなければ、「これ、何のプリント?」と聞いても、頭をかしげてる場合もうちの場合はあります。
人から強く「どうなの?」と問われると、回避するために「無いと言った方が無難かも」と判断している場合もあります。
単に「嘘ついてるでしょ」と、かたづけてしまったり、責めたりしてしまうと、自閉症の子でなくとも、ますます嘘をつくようになってしまう可能性もありますよ。
>ついつい叩いたり怒鳴ったりしてしまう自分をおさえきれません。
頭ごなしに怒る事、感情的に怒る事は逆効果で、余計指示が通らなくなります。
なぜ悪いのか?こちらは声のトーンを荒げず、冷静に説明して本人に理解させてから叱りましょう。
これも、自閉症の子に限らず、健常児への育児にも通じますよ。
私は、子供がパニックで暴れてると聞くと、その前に自分を落ちつかせて、肝据えてから子と対峙しに行きますね。
子供が問題を起こしているときほど、毅然としたお母さんを崩さないように気をつけています。
子供に指示が通るようになると、母親自身も育児が楽しくなりまして、余裕が出てきますよ。
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