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ご存知の方も多いとは思いますが、まだこちらで紹介されていないようですので、ご紹介します。
トビオはADHD
http://www7a.biglobe.ne.jp/~wingbrain/tobio.html
内容としては、主人公の小学生トビオ(ADHD)の日常生活を、それを取り巻く家族や学校の先生、友達などのエピソードを織り交ぜて描かれています。
アスペルガー症候群やLDの子供も登場します。
発達障害当事者の私が読むと、自然に頷きながらさらっと読めてしまうのですが、
家族に読ませたところ、母も姉も非常に面白がってあっという間に読んでしまいました。
発達障害というものを理解する(あるいは、理解してもらう)には色々なアプローチがあると思いますが、こうしたまんがですと、あまり深刻な心情にならずに読めるのが利点でしょうか。
各々の発達障害の特徴や当事者が抱える問題をさらりと、しかも非常にわかりやすくしっかりと描かれていますし、
医療機関での一般的な検査の内容も具体的に説明されていますので、これからお子さんの受診をお考えの親御さんや当事者の方にもご参考になると思います。
まんがですので、お子さんでも抵抗なく読めるようになっています。
巻末に収録されている発達障害関係の用語集も、関係者にとって有難いものです。
著者は、あのフジテレビの「ザ・ドキュメント」で紹介されていたアスペルガー当事者のイラストレータの方です。
同番組で発達障害の解説をされていた医師が監修を行っています。
この医師が巻末に書かれている文章を読んで、私は一当事者として自分の気持ちを代弁して頂いたような気がいたしました。
ご興味がおありでしたら、ご一読をおすすめいたします。
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