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▼だめな親父さん:
管理人の秋桜です。療育経験のある当事者で、成人後は言語聴覚士(ST)として医療現場や行政機関等で働いてきました。今は体調を崩したので療養しながら不定期の仕事をしています。
>私の4年生になる子供がアスペルガーの同級生から
>暴力・教科書等の物隠し・死ね等のメモを送られたりして、
>大変困っています。
>
>相手のご両親からは具体的な対策も無く・・・・。
>学校側も当てになりません。
>
>子供もいきなりの暴力に参っています。
>皆さんはどのように対策をされたのでしょうか。
>
>お教え下さい。
まず他の同級生の親御さんからの情報を集めましょう。
この際気を付けてほしいのはアスペルガーのお子さんの存在を問題にするのではなく、そのお子さんの行動に対して困っている、ということを明確にしましょう。そうでないとその子を排除しようという動きになりかねないからです。
またそのお子さんが行動を起こすまでにもしかしたら同級生のお子さん(今のクラスとは限りません)に同じようなことをされたのかもしれません。その辺りも含めた情報収集が必要だと思います。
学校側との交渉もできたら複数の親御さんたちと担任の先生と同時に学年主任、教務主任の先生にも立ち会ってもらって話をしましょう。この時も対決姿勢ではなく、「よりよい信頼関係を築いてわが子のいじめに対する不安をなくしたい」という態度が大切です。
ここ2年ほどコーチングというコミュニケーション・スキルを勉強していますが、改めて感じているのはまず相手との信頼関係を築けるかがコミュニケーションでは大事だな、ということです。
参考になる本として、知り合いからこのような本を薦められて読みました。著者はアメリカで主に活躍されている方ですが、海外でのいじめの事例やそれに対してどうやって解決していくといいのかについてとても詳しく、かつ分かりやすく書かれています。
バーバラ コロローソ いじめの根を絶ち子どもを守るガイド―親と教師は暴力のサイクルをいかに断ち切るか
http://www.amazon.co.jp/dp/4487800730
あと私が大学生の頃にこのような本が出版され、一時話題になっていました。この頃の私は「ああ、やっぱり海外にもいじめはあるし、それによって傷ついている人もたくさんいるんだな」と感じました。
ローズマリー・ストーンズ「自分をまもる本 いじめ、もうがまんしない」
http://www.amazon.co.jp/dp/479496238X
「コーチングってなんだろう?」という方にお薦めなのは
斎藤潔「オレは聞いてない!」上司はなぜ部下の話を聞けないのか
http://www.amazon.co.jp/dp/419862187X
著者の斎藤氏にも一度お会いしましたが、とても好感を持てました。
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