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▼DENDEN2さん:
こんにちわ
nobody knowsと申します。
言語聴覚&特別支援教育士で発達臨床をしています。
自身がADHDの確定診断を受けています。
まず、診断の基本としては
PDDと診断された場合は同時にADHDとはつけない
ことがあると思います。
PDDの「質的な障害」は他の発達障害にさきがけて診断されるべきとの考えがありました。
それを守っている限り、重複診断は「ない」と言えます。
しかし、ADHDとPDDの重なりは、PDDスペクトラムと同様に今、言われています。
縦横それぞれの軸にADHDとPDDがありそれぞれの軽重でその人がどこに位置するのかという表まであります。
さらに、
「広汎性発達障害というくくりにしたほうがよいのでは」
という研究&臨床の流れがあります。
つまり、発達障害は「脳の機能障害」であり、脳の機能所在説とともに可塑性を考えると当然発達障害はさまざまに重なるのだという、一種の回帰説のような状態になっているのです。そしてそれぞれの状態をすべてを個々の特性から考えようという流れです。
これはLDを考えるときも議論されていて、研究会の名前を「LD研究会」から「発達障害研究会」に変える動きもあります。※実際に変えています
脳の微少な損傷(MBD)から細分化された発達障害名、そして今はそれが重なり合うという認識から、微妙になっている。
そう理解される方がいいように思います。そして、これはあくまでもまだ過程ということだと思います。
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