|
▼クロムさん:
はじめまして
nobody knowsと申します。
自身がADHDであり、ST・特別支援教育士であり、発達障害のお子さんと関わっています。
お薬は臨床上用いられるものですし、しかも脳の機能に関するものですからとてもデリケートなものです。とても断定的なことは決して言えないことをまずご承知おきください。
今からお話しすることは、
1一般的な傾向(私の臨床・研修上知り得た情報)
2自身の経験
3ある本による情報
です。
1 リタリンの場合は、思春期以降には次第に用いないことにしようというのが臨床医の一般的な意見です。リタリン自体、作用時間が短いですし、自立を考えていったときに、系統的な生活が必要ということだからと聞きました。
ADHD=リタリンという時代はすでに終わりを告げており、抗けいれん剤と抗鬱剤の併用が多いように思います。
2 私はすでに40を越えている人間ですが、診断が遅く、その過程でDr.に処方を頼んでみたことがあります。
Dr.は決して勧めませんでした。「処方してあまりいい経験がない。非常に難しいなあ」と言っていましたが、「一度は使ってみないと納得しないでしょ?」と処方箋を書いてくれました。
私の経歴を知っているDr.なので「リタラー」レベルにはならないと信用してくださってのことだと思います。
結果は…
あまり変わりませんでした。午前1錠、午後1錠でしたが。
3 「わかっているのにできない脳」という本があります。
アメリカでADHDを中心に脳の画像診断を用いて臨床をされている方の本です。
詳細はお読みいただくとして、
同じADHD様でも、脳の機能障害の所在を中心に処方する薬は違う
つまりタイプがある
というのが持論です。私個人は教科書同様に使わせていただいています。
クロムさんの様子を詳細には存じ上げないので、ここでリタリンの服用の是非は単純に唱えることができません。
あくまで参考程度にされてください。
|
|