|
▼okiさん:
おはようございます。
お返事ありがとうございます。
>>何度言えばいいの、と言われると、
>>自閉児は、「何回かな?」と、回数の方を考えてしまい、その言葉の裏にある「もう言わせないで。やめてほしい」という意味がわからない場合が多いようです。
>
>ええ、分かっています。
>「同じことを何回言ったと思うの!!」
>に対し
>「7回くらい?」
>また、
>「自分を何だと思ってるの!!どこのだれ!!」
>に対し
>「え?ここの家の僕。○○」
>です。
では、叱るときには「何回言ったと思うの!?」等の言葉を使わずに叱るか(使えばそう返事がかえってくることがわかるのなら、親がストレスになっちゃいません?)
あらかじめ、本来の意味「何度も言わせないで理解して欲しい」を伝えるか?かな?
お子さんが、そういった言葉の裏の意味を同時に理解できるようにするため、
「何回言ったらわかるの? これは回数じゃないのよ? お母さんに何回も言わせないようになってもらいたいの。わからなかったらわからないで質問してください」
と、私ならそう言うかな?
(そのご家庭の教育方針でいろいろあると思いますが、一例として)
>私の場合、まずなぜそうなったのか原因を探そうと聞き出します。
>これがまたやっかい、怒られるようなことをしたと感じると
>うそというか、ごまかしが入ります。
肯定したいんだと思います。
自分の心の痛みをすり替えたいのでしょう。言い訳を並べ立てます。
私はゆうべは息子に、
「『相手が悪いから殴って当然』? 自分をまもるために言い訳並べるより、まず潔く謝りなさい」
と、叱り飛ばしました。
相手を殴った→叱られるのがいや→だから相手が悪い。
なんて、とんでもない理屈です。(我が家の昨日の例では)
>まず子供の考えや行動を理解しようとします。
>アスペの我が子の狭い判断基準に照らし合わせるとまあ理屈は通るんです。
自閉児者は「自分がこうしたかったからこうだった」と理屈をこねたがります。
(全ての自閉児者ではないですけれど)
自分からの視点なんです。
相手からの視点がそこに無い。
だから、一般常識では通用しないのだと思います。
ですから、相手からの視点を彼に教えています。
>○○はこう考えたんだね。でも普通はこう考えるんだよ。
>と一生懸命教えようとするのですが、長い文だとこれまた理解できない。
私は、「普通はこう考えるんだ」と教えても、彼等は「でも自分はこうしか考えられないんだ」と答えると思うんです。
なら、昨日の我が家の例なら、
相手の子がうちの息子を避けた。避けられたのに腹が立って殴った。
これを「避けられたのが腹が立ったんだね。でも普通それで殴ったらお前が悪いんだよ」と、教えても本人にはピンとこないので、
「じゃあ、逆に中学生ぐらいのお兄ちゃんに、『お前、俺を避けただろう?』って、君が殴られたらどうなの?」
と、聞きました。
自分から考える相手の立場しかわからないので、「相手が悪い」となるんだと、私は思ってます。
なので、逆の立場になる(相手の視点になる)ことを、我が家では教えていってます。
>説明してから叱っても、叱られたと思った時点で先の説明なんてとんじゃって
>なんで?から始まる。
>長い文が苦手なので会話をしていても、とんちんかん。
>だんだんイライラしてきてしまうんです。
りりさんのレスにもありました。
言葉での支持が通りにくい子は、視覚支援をためしてみませんか?
教育相談センターでもアドバイスされてきたのですけれど、
文字等にして、「○○くんはこうした」→「その結果こうなった」→「そうしなかったらどうなったのか?」
みたいに、先のことがどうなるのか? そうならないためにはどうしたらいいのか? それによって本人がどう不利になるのか?
を、書いて教えて行く、見とおしをたてていく。
>わがままではなく、わがままを言ってるようにみえるだけ。
それでもわがままは、わがままなんですよ。
もちろん、本人はわかって言ってるわがままじゃない。
自閉当事者ゆえの自分視点だから、なんですけれど、それは「わがまま」でしかない。
「わがまま」は叱ります。
相手がへらず口を並べてきたら、それに対していちいち返しません。
「悪いことは悪いんだ」と教えています。
そのときは、冷めた口調で淡々と叱ります。
その方が、感情的に叱るより効果があるようです。
タブーを犯したら、何かの罰則を与えても良いでしょう、と担当の心理指導の先生からも伺いました。
ゆうべは、相手に直接謝らせて、息子からゲームをとりあげ、本人の嫌いな漢字の書き取りをさせました。
1年生のとき、上級生に誘われるまま、お店のものを黙って持って来たことがあったのですが、そのときは本人に判断力がなかったものの、お店のものをとってきたらどうなるか を教えるために、お店へ行って謝らせました。
彼の理由がどうであれ、悪いことは悪い です。
それは厳しく叱ります。
我が家ではこうしていますが、いかがでしょう?
|
|