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烙さん
はじめまして。
>こんにちは。
>現在、高校に通っているのですが、田舎のため生徒が10人足らずしかいません。
>その中の一人がアスペルガー症候群を抱えています。
>同じ学年の男の子です。(私は女の子です)
>本人はアスペルガー症候群だと主張しています。
>困っている点がいくつかあるのですが、まず、その男の子が何故か私に何を求めているのかがよく理解できないケースが多いのです。
>普通に話しているのは変わらないのですが、意味がわからず(又は聞き取れず)、何度も聞くのですが、何故か『怒ってる?』とか『そんなに僕をいじめたいの?』に話が移ってしまいます。
彼はきっと、怒られて育ってきたのだと思います。
私たち大人の責任ですが、だいたいの親や教師や保育者(私の仕事です)は
「善悪の判断(やっていいことといけないことの区別)を身につけさせる事が大事!」という気持ちから、いけないことをした時はしっかり叱るというしつけを大切にしている方が多いように思います。ところが、こどもにとっては怒られる=自分の存在否定を感じることがほとんどです。「自分の何がいけなかったんだろう?」と自分で気づけるようになってほしいという私たちに願いはこの叱ることからは達成できません。
私自身も、自分のこどもの猛反発や、保育施設でかたくななまでに拒絶するこどもにであって、自分自身がどんな言葉をこどもにかけているかを、深く深く自己追求する学びを重ね、相手が「自分を否定された」と感じないような話し方を探す努力が大切であることに気づき、毎日自分をトレーニングしているところです。
少しだけご紹介すると
「だめ」と言う言葉を使わな別の言い方を自分なりに考えて試してみる。
「今はだめ」→「ちょっと待っててくれる」
>私自身、以前からそういった障害をかかえている小学生と交流したりしているので障害に変型を持っているわけではないです。
そういう考えを持つ10代の方がいることがとても心強いです。
>もちろん、話も普通にしてますし、怒っているつもりも全然ないです。
>やはり怒っているように聞こえてしまうのでしょうか...?
アスぺの方は自分の感じ方にとても固執するという傾向が強いことはよく言われることですね。つまり自分以外の人も全部自分を同じように考えているという大前提があり、自分の思っている通りにいかないことを言われたり、指摘されたりした時点で「怒られた」というプチパニックを起こしまうことがあると思います。
そんな時にとても有効だったのが紙に書くという作業でした。
相手が思っていること
相手がしたいこと、してほしいこと
私が感じていること
私があなたにこうして欲しいと思っていること
紙に書いていると相手がとても意外なことを感じていることがわかってびっくりすることもありました。
「待てない」というのはどれくらい待てばいいかの見通しがたてられないので、
「5分待って」とか「1分だけ待ってて」と具体的に自分がする行動を示すと、安心出来る場合がありました。
これは、私自身がであったこどもたちとの経験上のことですので、烙さんのお友だちにわかってもらえるかどうかは疑問ですが、試してみてください。
「だめ」は相手を否定することになるけれど、「〜〜の理由で私はそれはいやなんだ。」という自分の心の中の想いを開示することは意外にすーっと伝わっていくみたいです。
>色々よくわからないことだらけです…
>アスペルガー症候群と一言でいっても、個性がありすぎ、どう対処していいのかわからなく、困ってます。
>アドバイス等頂けたら嬉しいです。
アドバイスにはなりませんでしたね。
ひとつだけ、お友だちとの関係に、とまどいや悩みを感じていることを先生やあなた自身のご家族にも相談してくださいね。偏見をもたないあなたに育ててきたあなたのご両親もきっと理解してくださって、よい解決法がみつかるかも知れませんね。
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