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florさん
>切実なのが息子に対する指示の出し方なので、教えていただきたいのですが、
アスぺのお子さんの場合、「指示される=支配される=自分を否定される」という感情になり、即「いやだ!」「ばかやろう!」というリアクションに直結したり、反対にパニックで固まってしまうということがあるようです。
もちろんflorさんに「〜させよう」という支配する思いがないことはよくわかるのですが、実は私たち大人が意識していない思い(意識下にある無意識の思い)があって、言語化されない思いを敏感に感じ取ってしまうお子さんがいるということを私たちは気がつく必要があると思います。(アスぺかどうかに関係なく、我が家のこどもたちは、私の支配しようとする態度には徹底的に猛反抗してくれます。)
その意識の下にある支配しようとする思いを少し考えてみます。
>時間ぎりぎりになるのでぐずぐずしないで急いで欲しい、
>というのは私の希望なのですが、
>私にはそれも伝えておきたいことの一つです。
こどもって幼稚園や保育園という集団生活で、すぐに他のことに気が取られて、自分のやるべきことを忘れてしまうものです。
また、些細なできごとで、喜んだり、逆におへそを曲げてぐずぐずいうものです。特に、自分にとって安心できる人の前で、ありのままの自分を表出することをありのまま受けとめられることによって、「自分で成長する」という階段をあがっていくのだと私は思っています。
こんなすごく、すご〜くあたりまえのことを大人たちは忘れて、「きちんと」「しっかり」「さっさ」と行動することを要求してしまうのです。
ぐずぐずするのはこどもの大切な表現方法・・と自分に言い聞かせて、こどもと対話を試みてみます。
今日はどんなことがいやだったの?
帰りの支度に気が乗らない理由はなんだったの?
あなたは何をしたかったの?
息子さんがぐずぐずするのは、こうした自分の思いをくみ取ってもらいたいという意思表示でもあるわけですから、おそらく、この対応で少し気持ちが落ち着くのではないかと思います。(私の経験ですが)
そ〜か!だからぐずぐずしたくなっちゃったんだぁ・・。とあっさりぐずぐずすることを肯定することにより、こどもにとってはぐずぐず言う理由が昇華することになるのかもしれません。
ぐずぐずしなくても、自分の気持ちをわかってくれる経験を積むことで、ぐずぐずする必要がないことを学習していきます。
>焦らせることなく、でも、急いで欲しいことを伝えるには
>どんな風にいったらいいのでしょうか?
ぐずぐずしないでという否定的な内容をはぶくだけでいいと思います。
「時間がないので、急いで欲しいの」
でも、これはflorさんの願いで、お子さんの状態によってはそのとおりいかないことがあるということを心にとめておく必要があります。
絶対に遅れては困る場合は、親の責任で早めの時間にむかえに行き、帰り支度などを親がさっさとやって連れて帰るのもひとつの方法です。
親である自分が困ることという視点から、主体を「こども」において考えてみると答えが見えてくる感じがします。
私も長文でごめんなさい。
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