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▼desk03さんへ
> 最近、自分の考え方が「甘いのか・・・」と迷うようになりかけたときもありましたが、やはり、正しいと思うようにしていきます。しかし、特別支援学校の悪しき実態があります。
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> 私は今まで女性教諭と組んで、トラブルを起こしたことがありませんでした。むしろ、男性よりも、柔軟な考え方の女性のほうが仕事がやりやすかったです。
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> ところが特別支援学校というのは、少人数、閉鎖的、言うことをきく子は、「かわいい」と感じてしまう等、悪い意味の「学級王国」を築いてしまう原因が多数あり、女性特有の性格傾向がそれに拍車をかけるようです。
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> 言うことをきく子ときけない多動児には、当然、究極の差がつけられます。
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> 「おばさんパワー」の良くない面が、すさまじく、とても反論できる状況ではありません。
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> 教育の実践で証明できれば良いのですが、実践での証明というのは、よほどの成果を残さないとできないもので、難しいものです。
女性に、感情による思い入れの有無あるのは理解できますが、
必ずしも、それは男女の性別に限らないと思います。
おじさんパワーで曖昧にごまかされる事もありますから・・・
私が、一番 保護者として、当事者として懸念するのは、
知識があること = 支援者として優れている
という評価をする方が多いという事だと思っています。
本当の当事者にとって良い支援の形というのは、知識のあることも大事なのですが、現実的な対応をしてくれるか否かという事のほうが重要だと思うのです。
つまり、頭で分かっているだけでなくて、それを行動として動いてくれる事。
ところが、時として、キャリアがある。知識がある(話してみると、障害特性にについて語る)。という事で判断すると、実際の対応はどうもズレを感じる相手もいらっしゃる訳です。
もし、そういった方が、障害児教育の中で、評判が良い、ベテランとなるとまた、ちょっと困惑を抱えます。
知識があるという事は、とても大事ではあるのですが、本に書かれていることすべてが、障害児の本当の姿ではありません。
我が子などは、アスペですが、知的遅滞があります。
一般的なアスペは学習面での遅れがないと、知られますが、そうでない子供に対して、学習面での遅れは大丈夫などと言い切られたら、とても大変な事態になるわけです。
また、子供自身の精神的育ちの遅れを見逃して、このレベルは出来るはずとか、この年齢からやらなければ、大人になってから困るというような思い込みの指導をされたら、辛さを抱えるのは子供自身ですし、自己肯定感など持てるはずもありません。
いう事を聞く子がかわいいとされるのならば、それは、どこか根底にその方の思い通りに人を動かしたいという気持ちが隠れているのではないかしら?と疑念を抱きかねない事もあります。
それが、子供はいう事聞かない子もいる。多動の子供もいるという事を念頭に置いていれば、さて、どうしたらこの子はいろんなことを学べるだろうか?という事を、考えることができます。
教育の実践で証明できれば良いのですが、実践での証明というのは、よほどの成果を残さないとできないもので、難しいものです。
この言葉も、本当に同じように感じます。
私の知っている保育士の方は、普段どの様に子供に接するかという事を聞いたときに、こう答えてくれました。
「先行きの長いヴィジョンを持って、将来この子がどういう大人になるのかを考えて仕事をしている」
つまり、現在、子供時代に接している自分の行動が、ずっと先の将来で結果が出るのだという事を理解しているのだと思います。
反対に考えれば、実践を証明するには、彼らの彼女らの将来を見ていかないと答えが出ないと思うのです。
desk03さんが、日々悔しい思いをされたり、歯がゆい思いをされたりなさる事と思います。
でも、自分のしていることは、10年先、20年先にきっと答えが出るのだというお気持ちを持たれてみるのはいかがでしょうか?
私も親として、現在、アスペの息子の暴言・汚言に悩んでいます。
障害特性が絡んだ事なので、辞めさせようと思っても、今は結果を出せません。
でも、長い長いヴィジョンの中で、子供が大人になったときに、暴言・汚言を吐かないで、人と関われるようになると信じて、対応しています。
とにかく、悪い意味の「学級王国」 というものの中で、desk03さんが迎合されず、最後の砦でいてほしいと願うばかりです。
それでなければ、desk03さんのような考え方を信頼する保護者たちは、どうしたらいいのかと、悩む事と思います。
どうか、多動児の最後の砦として、子供達を見守ってくれる事を、祈っております。
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