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▼明子さん:
>息子のパニックをなくすのは無理でしょうし、私がいつキレてしまうか、自分でもわかりません…。
こういうふうに悩めるのは、明子さんが真にお子さんのこと愛している『優しいおかあさん』であることの証だと思います。
僕の母などは、算数ドリルで間違えることばかりでなく、お使いで買い物に行かせた後に1円単位まで正確に計算させ、答えるのがとろい・間違えることでもこっぴどく叱ってきたし、父も理工系大学を卒業した、たたき上げのエンジニアだったので、中学のころに、数学の問題を『教えて』といって、間違えると鉄拳が飛んできました…だから未だに『数字アレルギー(>_<)』がぬけていかないです。
>勉強のあまりできない息子に、最低限小学校で習うことはキチンと身につけさせてやりたいと思っていたし、それだけの学力を身につけるぐらいの能力はあると思います。
>それなのに、自分のせいでそれが叶わないかもしれない…でも、私にももう見れないという思いもあり、どうしたものか?と思っています…。
一番大切なのは、『○歳なら、このくらいのことができて普通(?_?)』ということにあまりとらわれすぎないということです。
子育てというのは、僕は残念ながら経験者じゃないですけど、案外バラを育てることに似ているのかなと思います。
バラというと『毛虫がつく』『黒い斑点ができてなんか醜い』『農薬が…』ということで敬遠されがちな花です。
でも、あるバラの大家の先生は、
『そういうことを気にしすぎて、やれ農薬・やれ肥料とやたらに世話を焼いてしまうと、かえって樹が弱くなってしまうし、育てる人の気力もなえてしまいます。むしろ、多少の虫食いや黒点は、普通にあるものと割り切って、毎日眺めて必要だと思ったら対処するくらいのほうが、かえって美しい花が咲き、咲かせられたという満足感もひとしおになるものです』
とおっしゃっています。
まあ恐らく…人間の子どもという生き物も、そんな感じで、『100%完璧に(@_@)』ということじゃなしに、『どこか良いところがあれば、それでかまわない(^_〜)』くらいに、温かく見守っていけば、心の中に『まともさ』という花のつぼみがどんどん育って、やがては花開いていくんじゃないでしょうか。ハイ。
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