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▼じゅんこさん:
管理人の秋桜です。
読んでいてちょっと気になった表現がありました。
> 大人のADHDについてネットで検索すると、かなり詳しい情報が得られると思います。
> 私が学んだことですが、
>・アスペルガーは軽度発達障碍の中で、知的レベルと言語レベルに問題がない自閉症
>・ADHD(注意欠陥・多動性障碍)は、脳そのものにはなにも問題はなく、その「抑制」や「制御」がうまくいかなくて、脳の中で発信されたものがうまく連結していかない(神経伝達物質のアンバランスから起こる)と考えられていること
>
>だというように、理解しています。
ADHDは脳そのものに何も問題がない、というのはどのような意味でしょうか?
脳の機能自体に問題がないけど、脳内物質の伝達のしくみに問題があるという意味でしょうか?
その場合でしたら、自閉症やアスペルガーの人でも画像診断では特徴が出ないケースもありますから、そう断言するのはちょっと違うと思います。
またアスペルガーや自閉症と診断されるケースでは注意の問題は必ずと言っていいほど付きまといます。ですから最近ではADHDとアスペルガーは依然考えられていたよりも近いものではないか、という見方が臨床現場では広がってきています。
臨床医でもある人がアスペルガーと診断したけど別のドクターが診たらADHDという診断を出す、というのはこの世界ではよくあることです。
うるるんさんへ
薬物というのはあくまでも対処療法であり、薬で少し状態が落ち着いたところに行動面からのアプローチをすることが何よりも大事だというのが療育の専門家の間では統一した見解です。
またADHDでもアスペルガーでも自閉症スペクトラム障害という大きなくくりでは同じ種類の障害とみなします。
日常生活でいかに自分が障害と付き合いながら生きていけるかが大きなポイントになりますから、薬を飲んだ時の症状変化を記録して診察の際に話ができるようまとめておくといいと思います。
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