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チキさんお久しぶりです!!!(ちょっと心配していた)
またお話できてうれしいです。
早速お返事させてください。
▼Chiquititaさん:
>またまた事例研究ですみません。
>もし他の当事者の皆さんにも同じような経験がございましたら、現在子育て中の当事者の親御さんにもアドバイスになるとは思いますが、如何なものでしょう?
以前「本が読めない」と書き込みをしたら、合気道の達人さん(私は勝手に 達人さん と呼んでいる)に「典型的なASの症状ではないか?」と指摘してもらえました。
だから「当事者」ではないのですがコメントさせてもらいます。
私も他の方同様、体育は苦手でした。
その中でも致命的だったのは バスケ サッカー など「他人とボールを競り合う」スポーツでした。
バレーボールが苦手だったと書かれている方がおられましたが、私はバレーの方がまだマシ・・。
なぜかというと、バレーは 1.レシーブ 2.セッター 3.アタック と3ステップが基本ですね。その上、ローテーションで守備場所が決められている。
ボールが自分の所に飛んでくれば、どの形かで(1.2.3.)返せばいいんです。(できなくて責められるのは別として)
そのときの集団としての役割は果たせるんです。
でも、バスケは一応「攻める人」「守る人」に分かれますが、自分が持っているボールを他人も触って奪おうとするんです。他人が持っているボールを奪いに行かなくてはならないんです。
これが どの程度積極的に行っていいものか?? 感覚ができなかったですね。
この状態が息子に顕著に見られました。
集団訓練で一度、バスケみたいなものをしたんです。
ASの子ども同士3人一組で一つのボールを取り合って、ゴールに入れる・・。
結果は・・やはりゲームとして成立しませんでした。
積極的な子同士でのボールの取り合い(奪い合ってお互い離さない)は、先生が介入しても止むことはなく・・(パニックを起こしている)。消極的な子は「自分はこうしたい!」が出せずにボールに触れることもなく・・。
空気が緊迫して ピーン ってなってました。
うちの子は奪い合いをしている子達に「おーっと手が出たー。ゴールは遠いでー」とプレーヤーのはずが、いつの間にか 観客。先生からボールをもらっても、ボールを奪おうと走りよってくる他の子に「はい、どうぞ」と渡す。
その日の心理士さんからのコメントは
「みんな ゲーム であることが理解しがたいから、ずっとボールを持ちたがる。
もしくは しちゃいけないかな?って いらない気を回してボールを取りにいけれない。 これはゲームなんだ あくまで日常とは区切られた空間で、ルールに則って楽しむんだ ってことが解かりにくい。」
と言われました。
そのとおりだと思います。
私はバスケでボールを他人から奪ったら、その人との関わり全体で「取った」としか考えられなかったようです。
あくまでゲーム・・。怪我をさせてしまってもそれは「事故」以外何者でもないんです。
ASの子たちの「他人との関わりの難しさ」を目の当たりにした訓練でした。
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