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▼やすこさん:
>「先生は俺が困ったとき何もしてくれなかった。教師の資格がないから、復学したらやめさせてやる。」「俺がこんなになったのは、同級生のMとSのせいだ。(事実とは違う)二人が何事もなく進学するのは、許せない。」「4月に学校に行ったら、先生にいやがらせをたくさんしてやる。」電話は時に30分近くに及び、このごろはこちらは沈黙して、何も言わないようにしています。どうしたらいいかよくわからないのと、級友のことを尋ねるので答えたら前記のように「二人の進学が許せない。進学先に連絡して、妨害する」などと言い始めたからです。
これらはあきらかに脅迫ですよね。
アスペだからどうこうというより、電話で脅迫するのは社会的に許されません。
録音してますか?
言った言わないの水掛け論にならないよう、次回はぜひ録音してください。
その上で…
理解があろうがなかろうが、同僚や管理職と事実関係を整理・共有すること。
・在籍中、同級生に対して暴言があったという事実
・MとSのせいでその子が不適応を起こしたわけではないという事実
・認知の歪みがあるということ(診断名ではなく症状の出方が問題)
・休学時に鬱傾向があったという経緯
・最近になり担任に対し脅迫的な電話があるという事実
・攻撃的なコミュニケーション以外を学習・訓練する必要があること
これらを教職員で共有してないと、下手をすると「(嘘の)いじめ被害者」
に同情した教員が事実誤認してやすこさんを批判したり、
何もかも障害のせいにして問題行動があっても見ないふりをしたり、
必要な支援や理解が準備できないと思います。
また、脅迫はやすこさん個人に対してだけではなく、同級生や学校の
管理体制を脅かすものですから、万一復学後問題行動が起きたとき、
管理職が事前に知っていて周知されていなければ困ります。
もちろん、最大限好意的に見れば、この電話は彼の担任に対する「SOS」
である可能性もありますが、障害の有無に関わらず、ひとを脅すことや、
自分の選択(休学)を他者のせいにすることは、社会的には許容されません。
そういう”社会的訓練”も彼にとって必要だとは思いますが、万一失敗した
とき、将来訴訟を起こされる可能性も考慮した方がいいです。
学校側としては、事実関係を現段階で整理しておいて、
教職員間で共通認識を築いておくことが、学校を守り、ひいては彼をも
守ることになるのではないかと思います。
記憶の混乱や誤認知などがあった場合、本人だけではそうと気付くことが
できませんので、客観的に見たらどうなのか、彼に対する個別の指導は、
やすこさんと一対一ではなく、誰か第三者に同席してもらって、
きちんと証言を残しておくことが必要でしょう。彼自身を守るためにも。
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