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▼Y.Kさん はじめまして。
私は、発達障害に関係した困難さを持っている者の家族です。
>発達障害をわかりやすく、専門用語を使わずに教えてください。
学問的には正しくないかもしれないですが、生活に関係しては、このように感じているという私の受け止め方を書いてみます。
Y.Kさんの参考になると良いのですが。
発達障害というのは、
生まれながらに脳の不具合(多くの人とは少し違った働き方をする)が少し有るために、生活の上で「困り感」が起きてしまう障害のこと。
特に、感覚(視覚・味覚・触覚・聴覚など)が鋭すぎたり、逆に鈍かったりという事が良くあること。 得意な事と、苦手な事の差が大きいことも良くあること。
感覚が異なることも関係して、ものの感じ方・とらえ方も、多くの人と少し違っていることも多いので、相手の言いたいことを誤解してしまったり、自分の伝えたいことを相手にきちんと伝える事が難しいことも多いこと。
生まれながらの事なので、環境や努力の不足などが原因では無いこと。
でも、実際の「困り方」は、環境を整えたり、周囲の人や本人が、理解を深めて工夫して行くことで少なくできること。
特に、自分が「多くのひとと、どのような点で違っているのか」という事がわかると、生活しやすくする工夫がしやすくなること。
というように考えています。
また、「操鬱病、統合失調病」 の 治療に使うのと同じお薬を、症状に合わせて適切に飲むことで、生活をしやすくなる場合も多いと聞きます。
「診断名をもらう」あるいは「診断名にこだわる」ことは 必要ないと思います。でも、発達障害の事もきちんと知っている精神科医の元で、ご自身の特性を説明して貰い、 継続的に相談にのってもらう事は大切だと思います。
生まれつきの「脳の弱さ」を持っているので、どうしても、「うつ」など治療した方が良い状態が起きやすいからです。 しかも、感覚の違いから、自分で「何が困っているか」に気がつくのが遅かったりするのす。
ですから、「うつ」などが起きていない時にでも、定期的に医師と会っておく事は大切だと感じています。
とても前向きなお気持ちが伝わってきますが、実際には少しずつ社会活動に参加されることが良いと思います。
精神保健福祉センターや保健所などに相談をしてみましたか?
医師の許しが出れば、気に入った場所(デイケアや、何か講習でも良いと思います)を見つけて、週に1日程度ぐらい外出する練習から始めてはいかがでしょう。
週に3〜4日出かけても大丈夫な体調になったら、次に、就職について相談する場所を紹介して貰うと良いと思います。
本当に少しずつ活動を広げていらっしゃると良いように感じました。
くれぐれも、無理なさらないで下さい。
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