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笛です。
私の書いたことがROMしている方々、特に当事者の方々の誤解を招く可能性があるとは思ってもいませんでした。
自分のことを鑑みても、アスペルガー症候群であることに甘えているというのは皆無だからです。
実際、2年前までは自分にそのような障害があることすら知らずに生きてきました。
どうして私は周りから浮くのだろう、同じように出来ないのだろう、まだまだ努力が足りないのだ、と果てしない無理をし続け、
してはならない程の無理の果てに、とうとう抑うつ状態に陥り、身体が動かなくなってしまいました。
私の書いた「できないのは努力が足りないからではない」という意味は、全く違います。
アスペルガー症候群は、出来ない事と出来る事の差が極端です。
誰にも得意不得意はあるようですが、アスペルガー症候群の出来る出来ないは、その比ではありません。
それと話が少しそれますが、療育というものを考える時、どなたかが書いていたように、
絶対多数である定型発達に都合の良いように社会の仕組みが出来ていますから、
アスペルガー症候群の当事者が、定型発達の社会でいかに浮かずに生きていくかに療育の重点が置かれているように思えます。詳しい事は知識がないのでわかりませんが。
これは当事者に、定型発達のようになることが良いことである、という誤解を招きかねません。
特に子供の場合、アスペルガー症候群であることが悪いことだから、定型発達の人々に合わせなければならないのだ、と思ってしまった場合、
自己評価が下がり、二次障害を起しやすくなると考えます。
こういったことから子供を守ってあげられるのは、まずは近親者である、と考えたのです。
そういう意味で「できないのは努力が足りないからではない」ということを、おしえてあげてほしい、と書きました。
それよりも、私が書きたかったのは、当事者だけでなく、深く関わっている方々にも医療機関などに頼る必要がある、という事でした。
こちらの掲示板は、当事者の近親者の方々の書き込みがとても多いですが、まずは近親者の方々への薬物療法が必要なのではないか、と思うことが多々あります。
当事者のケアをする、育てる、関わる、というのは想像以上に大変なことでしょう。
ですから、当事者に対して感情的でないケアをするためにも、近親者の方々のメンタルヘルスは非常に重要と考えます。
長文、失礼しました。
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