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ぶじこれきにんさん、はじめまして。
質問に答えてくださって、ありがとうございます。
私は、定型の世界では、どちらかというと変わり者の少数派で生きてきたので、
自信を持って「私は定型です」とは言えないのですが、一応、定型としてコメント
させていただきますね。
> 人の気持ちがわかる人達
ぶじこれきにんさんは、「人の気持ちがわかる」ということはどういうふうに「わかる」のだと考えていらっしゃいますか? 映画やテレビで、登場人物が頭の中で考えていることを、視聴者に台詞として聞かせることがありますが、ああいう感じで「わかる」と考えていらっしゃるのでしょうか?
私は主婦向けの掲示板ものぞくことがあるのですが、そこでは「ママ友(子どもを通して知り合ったお友達)が何を考えているのかわからない云々」という悩み事の相談がいくつも投稿されています。
子どもの学校でも「気持ちをことばで伝え合う」ということを時間をかけて教育しているので、定型だからといってスラスラと人の気持ちが読み取れるわけではないし、いつでもどんな状況でもすべての人の気持ちに配慮して行動できるわけではないと思うのです。
確かに、喜怒哀楽を表すパターン化された表情やしぐさや行動はありますが、それ以上の複雑な気持ちを理解することなど、神様や魔法使いでもない限り不可能だと思います。
日本では「以心伝心」が美徳とされてきましたが、それは「相手も自分と同じ価値観を持っているはず」という暗黙の了解があったからこそ可能だったわけで、これだけ価値観が多様化してきた現在、同じ日本人だからと言ってその暗黙の了解が共有されているとは限らないわけですよね。多数派でずっと生きてこられた人は、「相手はもしかしたら違う価値観を持っている人かもしれない」という想像力が
働きにくいし、違うカテゴリーに属すると思われる人間をステレオタイプで見がちということはあると思います。
> ある支援員と、私の所属するアスペルガーの自助グループが10年になった話を
> したが、自分が創設期にアスペルガーの人と関わった話はしたが、10年自助グ
> ループで活動した私についてのコメントはなかった。
ぶじこれきにんさんもずっと10年間活動されてきたのに、ひとことあってもいいですよね。それにしても10年間、活動を続けてこられたのはすごいです! 私は子育てサークルだの、メディア研究サークルだの、興味のおもむくまま立ち上げては継続できずに、ほぼ自然消滅させてしまいました。「継続は力なり」とよく父に言われましたが、身についていませんでした。
> 発達障がいを扱った本であるカウンセラーが、発達障がいのひとに恋愛は出来な> いと決め付けているのはおかしいと思った。
私の元夫は、診断は受けていませんが、たぶん何らかの発達障がいを
持っていたのではないかと思っています。
いろいろあって、10年目で別れてしまいましたが、一応恋愛結婚でした。
下のほうのレスで「定型の人にとって発達障がいの人は魅力がない」と書かれて
いますが、当時はそれなりに魅力があったからこそ好きになったので、
「魅力がない」ということはないと思います。ただ夫婦としてやっていくのは
結構しんどかったですけどね。でも、それは当時、私に発達障がいの知識がなかったため、彼の言動がまったく理解不能だったからだと思います。
また自閉の方から見た定型の世界についていろいろと教えてくださいね。
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